奇跡を当たり前にする

すごいこと、常識ではあり得ないことをする人と会うというのは自分の中では重要なことで、今まで割とそういった人と会ってきたから、常識的に考えるとおかしいということもすんなり受け入れられてきたし、普通には奇跡だという出来事も抵抗なく受け入れられてきたと思います。

 

そういった人たちに会うというのも重要な能力だと思います。

 

実際にあったことかはわかりませんが、イエスキリストが水の上を歩いたり、一つのパンで何百人と食わせたり、ラザロを生き返らせたり、その現場に立ち会った人たちというのは世界観のブレーキや思考の殻を軽々超える機会を与えられた人たちだということができるでしょう。

 

そういったことが当たり前な人たちに囲まれて育った人というのは、それらを当たり前のこととして行うと思います。

 

同じように、一般にはすごいこと、あり得ないことを行う人に囲まれて生活している人はそれを当たり前に受け入れ、行うでしょう。

 

だから、自然と普段関わりたいなと思う人もそんな人が多くなりますね。

 

もっともっと非常識な人を周りに集めたいです。

 

そういった人たちが原動力になるのは間違いないです。

 

周りと同じことをするというのも必要な役割の人もいるかもしれませんが、創造的でありたかったり、常に変革を意識して生きている人は奇跡を当たり前にしていく意識が必要だと思います。

 

 

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癖について 

当たり前なんですが、不調というのは元々その人が持っている心身のバランスを崩す癖に由来しています。

 

自信がなくて背を丸める癖は徐々に横隔膜や呼吸器を収縮させたり動きを悪くしていきます。これはいずれ呼吸器異常や、横隔膜周辺の内臓、心臓疾患などに繋がる可能性を持ちます。

 

決まった脚に体重を乗せる癖が続くと片方の足首や膝の軟部組織に制限を作ったり骨内病変を作ります。これは膝の痛みや股関節痛の可能性を持ちます。

 

若いうちはまだいいですが、年とともに長年の癖が悪さを始めたり、癖の修正が難しくなったりします。

 

身体が崩れていることで一時的に生じていた癖は、心身が初期化されると無くなりますが、偏った動きや姿勢をとるアスリートの場合は身体を初期化しても癖はとれないし、癖をとることで逆にパフォーマンスが下がったりします。

 

ボクサーはガードの姿勢的に胸椎4、五番辺りの可動が無くなり、これは心臓周辺の膜組織や横隔膜に制限を作ったりしますが、ボクシングには必要な姿勢だったりします。

 

一般の人は癖は当然ない方がいいですが、長年染み付いた癖というのは中々抜けにくいもので、特に長年特定の病気や痛みを持っている人の癖というのは根強いものがあります。

 

人間は神経の反応パターンの大部分を3歳までには形成してしまうとされていて、その人の人格、性格が大体3歳までに決まるといえます。

 

これらから癖には①3歳までにパターン化される生来の癖、②習慣的に形成される癖、③心身の崩れからくる癖があると思いますが、③3歳までに決まる癖というのはその人の個性、人格そのものとでもいえるもので、これは自分のパターンをリセットしていく修行をしているような、ラマナマハルシのような人でなければ解消するのは難しいと思います。

 

施術で対象になるものは①習慣的な癖、②心身の崩れからくる癖で、これらを修正し心身を初期化することで病気を予防したり症状がなくなったりします。

 

これらが修正されず、過度になることで症状が出ると思うので、こういった癖を定期的に修正できるなら身体に大きい問題が生じる可能性はだいぶ抑えられると思います。

 

ぼくが施術でしている大きな仕事の一つはこれがあると思っています。

 

 

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次の段階に

今日は大東流の審査でした。

 

最近技を仕上げるためにほぼ毎日稽古に行っていたので、一通り技については充分納得いく位に仕上がっていたのですが、基本技だけでも非常に奥深く、毎日稽古していても新しい気づきや修正点が出てきます。

 

入門技だけでもずっと楽しめるのですが、ぼちぼち先に行こうと思い審査を受けました。

 

審査では8つの技を座位と立位で2回ずつ先生にかけてキメる必要があり、無事すんなりパスすることができました。

 

そして次の新しい8つの技に入るのですが、ここからが合気の入り口になります。

 

先生の合気は、いくら踏ん張っていても頑張ってもひきづり込まれるように倒されるのですが、あの感覚をいつか身に付けることができるのかと思うとワクワクしますね。

 

武術には殺法と活法があるのですが、大東流は殺法というより最初から殺法にも活法にも使えるような柔らかさがあり、合気を実際に使えるようになったら施術もまだまだ変化していくでしょう。

 

 

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可能性のレーザー療法

『脳はいかにして治癒をもたらすか』より

 

太陽光は皮膚や頭蓋を貫通して血液まで影響を与えています。

 

地球上のあらゆる生物に不可欠な太陽光の重要性は古代エジプト、ギリシャ、インド、仏教国で古来から重要視され、怪我からの治癒、精神的疾患にも用いられてきました。

 

本書で取り上げられている低強度レーザー療法は光の特性を最大限に利用した次世代型の治療と言えるでしょう。

 

低強度レーザーは熱をほとんど放出しないもので、病んだ細胞に光エネルギーを与えて自己治癒を促し変化をもたらすものです。

 

自己治癒ですが、その変化は画期的で驚異的なものです。

 

自身がスキーで肩の腱を損傷し、2年間の拘縮を低強度レーザー療法で治癒した元々外科医のカーン医師は、低強度レーザーの威力に感動して低強度レーザーの研究を始めます。

 

その成果は、

 

骨や筋肉が剥き出しになり膿んだ状態がレーザーにより数週間で自然に閉じた

治療不可能な糖尿病性潰瘍、自動車事故による開いた傷、重度のヘルペス感染症、帯状疱疹、ひどい火傷、疥癬、重い湿疹、動脈硬化や凍傷で壊疽した手足の再生、膝裏の腱やアキレス腱の断絶、リウマチの変形、摩耗した椎間板、軟骨の再生

 

など全て低強度レーザー治療による成果です。

 

そして低強度レーザーはこれらと同じように脳の損傷にも驚異的な成果をあげています。

 

全く副作用がなく、完全に非侵襲的なのも素晴らしいところです。

 

低強度レーザー療法では適切な周波数、波形、エネルギー量を調整することで絶大な効果が得られるため、受ける側の個体差や状態によって設定を変える必要があります。

 

その導入には何千万円とかかるでしょうが、資金ができたらカーン医師のクリニックを視察して低強度レーザー療法は導入したいと思っています。

 

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脳を騙すには

『脳はいかに治癒をもたらすか』より

 

【効率のいいリハビリ】

これは脳卒中に限らずですが、脳が麻痺した四肢を動かそうとして動かせないということを経験すると、「四肢はもう機能しない」ということを学習し、正常な側の四肢ばかりを使うようになります。

 

麻痺した四肢に対応する損傷した脳は、これによってますます衰弱し、麻痺したままになってしまいます。

 

しかし、「正常な側を」ギブスやつり包帯で固定すると、麻痺した側の脳領域で集中的な脳ニューロンの発火が生じ、数十年麻痺した四肢であっても動き始めます。

 

 

柔道初めての海外における黒帯保有者で、原子力の誕生にも貢献したフェルデンクライスは、ナチスがヨーロッパを侵略する中、パリにいる間次第に膝の痛みが悪化し、ひどい時はベッドから起き上がれないほどだったと言います。

 

手術しても失敗の可能性が半分、成功しても膝は硬直したままだろうと言われた彼は、ある日正常な側の脚で飛び跳ねた際に転倒してしまい、正常な脚も負傷してしまいます。

 

何とか家に帰った彼は動けなくなることを恐れつつ眠りましたが、朝になり起き上がるとなんと元々負傷していた脚で普通に立てるようになっていることに気付き驚きます。

 

これは何が起こったのかというと、正常な方の脚が急に外傷を負ったため、脳がさらなる損傷を受けないように、脚に対応した脳マップを抑制されたので、元々負傷していた脚に対応する脳マップが強制的に起動させられたということです。

 

このような脳の働きを使うことで、身体に無理な負担をかけずに身体の機能を再構築していくことが可能でしょう。

 

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遅延型食品アレルギー

食品アレルギーにはIgG(遅延型)とIgE(即時型)があり、遅延型の食品アレルギーは潜在的にかなり多いと言えます。

 

IgGは本来身体に侵入したウイルスや細菌にくっつき、白血球やマクロファージがそれらを死滅させるマーキングの役割をしています。

 

それが、消化能力が不十分でアミノ酸まで分解されないタンパク質が小腸に送られると、それに対してもIgGは異物として反応します。

 

結果として小腸では炎症が生じるのですが、これが遅延型の食品アレルギーとして現れます。

 

症状として、

 

皮膚トラブル、、皮膚のかゆみ、ニキビ、多汗、アトピー、フケ、発疹

神経系トラブル、、うつ症状、不安神経症、不眠、情緒不安定、慢性疲労、頭痛

呼吸器トラブル、、喘息、鼻水、慢性副鼻腔炎

消化器系トラブル、、過敏性腸炎、ガス、便秘、下痢、吐き気

筋骨格系トラブル、、関節炎、筋肉痛、だるさ、リウマチ、免疫疾患

循環器系、、不整脈、胸痛、高血圧、頻脈

無数です。

 

遅延型フードアレルギーの4大トリガーフードが卵、乳製品、小麦、砂糖です。

 

これらは結局、この数十年で日本人が摂るようになったものです。

 

日本人が元々食べていた伝統的日本食を食べれば食品アレルギーの症状が出ることはほとんどなくなるとされています。

 

食品アレルギーを持つ子供が増えているのは、母親の免疫を引き継ぐからです。

 

子供にアレルギー持ちになってもらいたくない人は食品アレルギー検査を受けるといいでしょう。

 

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冷えとは何か

急に寒くなり冷えにやられている人が増えました。

 

 

冷えが身体に溜まると風呂に入っても身体が温まらなかったり、靭帯や腱が固まり怪我をしやすくなります。冷えが体内に蓄積されると色んな症状の原因になります。

 

「冷えは万病の元」

 

という言葉通りですね。

 

 

冷えというのは寒さからくる以外に、添加物、化学物質も体内では冷えという情報として蓄積されたり、不安や心配から分泌される代謝物も冷えとして体内に蓄積されます。

 

 

また、他人や場所の悪影響も冷えとして情報変換されます。

 

 

嫌な場所や人と接触すると鳥肌が立つとか、身震いするということがありますね。

 

 

こういった冷えへの対処法というのは気功的な鍛錬法以外にあまりなく、それもあって冷えに悩まさせる人が多いと感じます。

 

 

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苦しみ、生きにくさ、既成概念②

労力がかかる程報酬が得られる

働かなければ社会に居場所はない

与えられたら返さなければならない

 

といったものを社会的既成概念とすれば、

 

見えるものだけが存在する

物質的世界だけが存在する

全てのことには原因があるという因果律

 

などは人類の意識全体に骨の髄まで染み込んだプログラム、集合意識的既成概念とでもいえるでしょう。

 

誰もが全てのことには原因があると思い物事を見ていれば、原因がなく生起する事態があった時に因果律の中で認識することになり、それを見逃してしまうことになります。

 

物質的世界にだけ意識を当てて生きていれば、物質的なものだけが認識対象になります。

 

こういった集合意識的既成概念はいつの間にかほとんどの人類に浸透したものですが、内実は社会的既成概念と同じです。老境に差し掛かったらこうであるべきだ、家族を持ったらこうしなければならないというのは、別にその時そうしなくてもいいわけです。全てのことについて、こうしなければこうはならないということは該当しないので、「こうしなければこうはならない」という他人の言明を受け入れるなら、それは他人のプログラムを生きることになります。

 

 

既成概念を変えるには、まずはこれは自分の既成概念だと認識し、意識的にそれを違う信念に置き換えて反復的に実践する必要があります。

 

例えば、日本では我慢が美徳である傾向がありますが、「我慢するようなことを一切しない」という信念を立ててそれに従い行動していけばその信念は身体に染み込み、自分のものになります。

 

色んなものに敏感すぎる人は、「自分に必要なものにだけ意識が反応する」という設定に基づき行動していると実際そうなってきます。

 

自分の信念が上手く働かず、逆に拘束帯になっていると、否応なしに信念を変えざるを得ない局面が来たりします。

 

また、自分の本来性、傾向と全く違うような信念を設定していると反動が生じるということもありますね。

 

生来の傾向性というのは3歳くらいまでに決まってしまうので、極端に内向的な人が本質的に外交的になるというのは難しいと思います。

 

自分の持った傾向の中でやりやすい信念に微調整するということなら誰でも可能です。

 

 

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稽古と施術

大東流の稽古で、手鏡と胸の掴みが中々満足する出来ではなかったのが、「これだ!」という感覚ができて、満足する出来になった。

 

 

特に胸の掴みは普段使っている施術の感覚にかなり近いので、これが上手くできたら施術も変わるだろうなという確信があった。

 

 

その後施術をすると普段よりも浸透力が付いたのか、いつもよりどこがどうなっているかかなり細かく把握でき、病変に対してピタッと適切な刺激を与えられる感覚ができた。

 

 

やっぱり日々稽古は必須ですね!

 

 

だいぶ自分で納得できる具合になったので、そろそろ次に進もうかなと思います。

 

 

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苦しみ、生きにくさ、既成概念

気質、思考、世界観がその人の肉体の状態を決定する。

 

 

ということがありますが、どういう考え方をするか、事態に対してどういった反応をするかで身体で起こる生理反応が変わるということです。

 

 

生きにくさを感じる場合、何かに執着し、それから苦しみが生じますが、それはその人が持つパターンによっていると思います。

 

 

例えばその人にインプットされている既成概念です。

 

 

ヒトは、小さい頃から周りから色んな洗脳を受けますが、ほとんどは吟味されずに無防備で受動的な幼少時代に一方的にインプットされたものです。

 

悪人は報いを受ける、裁かれる

 

敵は倒されるものだ

 

自分の嫌なことを言ってくるのは敵だ

 

誠実な人はいい人

 

一生同じ伴侶と連れそうべきだ

 

しっかり稼いで、結婚し、家を持つのが幸せだ

 

汗水枯らして努力することはいいことだ

 

 

これは社会的既成概念の一部ですが、周りから見るとよくわからない既成概念がインプットされている人もいます。

 

ぼくがやっている仕事では、

 

臨床の仕事で稼ぐのは良くないことだ

 

助けを欲している人には手を差し伸べる

 

時間をかけなければ相手は満足してくれない

 

 

などがあります。

 

 

あらゆる既成概念に囚われている人もいれば、比較的そういったものが少ない人もいて、ある方面だけ既成概念に雁字搦めにされている人もいて、それは程度の差なんですが、人と関わる時はその人自身が囚われていて苦しみを感じる既成概念を認識して、それをより生きやすい信念に変えるということをやっているかどうかを見ます。

 

 

色んな既成概念に囚われている人と話すと、何でそんなことで悩むんだろう、、と理解できない、頭の働きが悪くなる感じがするという経験があると思います。

 

 

自分のルールが違いすぎて会話が成立しなかったり、属している世界が違うと感じるのは信念が違う場合もあります。

 

 

〜すべきだ、〜でなくてはならないというものは存在せず、そういったものは全てが人の作り出した想念に過ぎないのですが、そういったものに囚われる存在が人間でもあります。

 

 

生きにくくしている既成概念に気付いてもらうというのは、それだけで仕事として成り立つと思いますね。

 

 

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