何百人とからだに触れていくと、身体が治癒する力が旺盛な方、筋張って液が流れていないような、自己治癒する力が弱い方、施術を受け入れる準備ができていない方など、色んな感じのからだがあると感じます。
施術を受け入れる準備ができていない方などは、いろんなタイプがあると思いますが、最低限紹介者にぼくがどういったことをするのか聞いていたり、このブログでも読んでおいてもらえばいいと思います。
ヒトも動物ですから、これから何をされるかわからないという時は、心も肉体も警戒して、施術の効果が出ないということにもなりかねません。
初回の方は、なるべく時間をとってどういったことをするか話すようにはしています。
痛みの気になる方には、うちは痛みを直接とるのではなく、まずバランスをとっていくことをするので、何回か受ける余裕を持ってもらうということを伝えたりします。
術者が痛みをとることに執着すると、バランスの崩れに意識がいかないので、痛みが徐々に戻ってきたりします。
1日に7,8人くらいは施術するので、痛みをとることを追究していたらかなり消耗しますね。
すんなり反応する方を施術する時は、
「うちに丁度施術を受けに来るタイミングだったんだなぁ」
と思います(笑)
こういった方からは、こっちも閃きや気付きを貰うことが多いです。
昨日は数か月ぶりに乳児(生後1か月)の施術をしました。
そういえば、最近は不妊で施術に来る方は多いけど妊娠で来る方が少ないなと感じました。
これから妊娠しそうな方は何人かいますが。
昨日みた子は、生まれてから常に右向きという赤ちゃんでした。
赤ちゃんというのは敏感なので、間違ったことをしようとすると抵抗します。
頭蓋に制限を感じたので、検査からしようと思ったのですが、胸郭からやってほしいようで、胸郭をじっくりやりました。
左胸郭に強い制限があり、胎児期3か月の物理的な衝撃が反応しました。
お母さんに聞くと、妊娠3か月の頃に自転車で転んで腹を打ってしまったとのことでした。
その時の衝撃を取り除き、胸郭に柔らかさが出て呼吸が安定してくると、次に、胎児期3-5か月のスパンで「不安感」「悲しみ」などが反応したので解放を始めると、かなり強い感情が左胸郭から噴出し始めました。
その頃は色々大変なことが続いたとのことでした。
胸郭の反応がだいぶ落ち着くと、表情が軽い感じになりました。
ご家族の話では「普段よく悲しそうな顔をする」とのことでした。
常に右抜きだったのが、胸郭のねじれがとれた影響か、上向きになったりすることが増えてました。
胸郭を充分に解放して、頭蓋をやりたかったですが、頭蓋はまだ触らせてくれませんでした。
呼吸が浅かったのと、鳴き声が肚から出ていなかったんですが、呼吸はゆったりし、帰り際には鳴き声に力が出始めました。
凄くエネルギッシュな子でした。赤ちゃんはまだ神みたいなもので、大したことをしなくても勝手に身体が調整されていくんですが、胸郭の感情は中々強力でしたね、、、
産まれてすぐにこういった処置をしておくと、育ってから大きな問題が出にくくなると思います。
小児喘息がひどかったという方は、酸素に対する耐性が低かったりするんですが、小児喘息がひどかった方は、胎児期の問題が出る割合が高いと感じます。
産まれてくる子は、腹の中でも色々感じていますから、胎教というのは大事だなとつくづく思います。
乳児の施術は、お母さんが施術を受けている場合は無料でやっています。