役割分担

人間、役割分担だと思っています。

 

 

みんなが道を探究するわけではないし、遊びに徹するわけではないし、世の中の仕組みを知ろうとするわけではありません。

 

 

仕事半分、家庭半分のバランスがその人に相応しいこともあれば、ほとんど仕事に比重があるバランスが相応しい人もいます。

 

 

全ての~であるべきだ、~でなければならないという言明が成立しないのは、人によって役割が完全に違うためです。

 

 

一流であるには~であるべきだという言明も、一流には色々なタイプがあるので、普遍妥当性を持ちえないのです。

 

 

悩みや苦しみの大きい人と話していると、なんの根拠も持たない、思い込みの~であるべきだ、~でなければならないに憑りつかれている人が多く、それがないだけですごく楽になるのになーと感じます。

 

 

ただ、悩みや苦しみを楽しんでいる人もいるし、もしかしたら全ての人は悩みや苦しみをただただ味わっているだけかもしれません。

 

 

全ては同じ、楽しむべき経験ですから。

 

 

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次は何に依存しようか?

臨床では色んな方が来ますが、軸やエネルギーの問題の一つには依存があります。

 

 

人間、いろんなものに依存したりしますが、その一つは関係性というものです。

 

 

軸がぶれやすかったり、エネルギーに異常がでやすい場合、自分を完全に自分以外の何かに委託してしまうというケースがあります。

 

 

これは、日本では宗教や師弟関係にも見られます。

 

 

自分ではない他のものに強大なパワーがあると「設定」することで、自分のパワーを放棄するというケースです。

 

 

師弟関係では、弟子は師匠が自分より強大なパワーがあると「設定」し、自らのパワーを師匠に委託してしまうことで、師匠‐弟子の構図を強化する為、一生師匠を超えることはできません。自らそのように設定しているので。

 

 

同じように、自分以外の何か「神的なもの」に自分のパワーを委託することで、自分の中の神的なものに一生気付かずに人生おわることもあります。

 

 

このように自分以外の何かに強大なパワーを設定できる自分の力に気付き、それを自分のやり方で進化させていくなら、自分の手本となり、鏡となる師匠は周りの全て、自然のみでしょう。

 

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利己的であることが利他的

経験則ですが、社会の矛盾を変えたい、世の中のおかしい部分を変えたい、と意気込んでいる人ほど、その人自身の矛盾や、おかしな部分に取り組まずに放置しているということが多いと感じます。

 

構造的に、人間、外に意識が向きやすいので、外側を変えればいいと思いやすいのかもしれません。

 

いいものを拡げたい、発信したいという人も多いですが、個人的にはいいものは黙っていても需要があるので、積極的に自分から広めようとしなくても周りが勝手広めてくれるという考えを持っています。

 

 

その人自身が自分の仕事を最大限に楽しんでやるべきことをしっかり果たしているなら、それが周りから必要とされることは自然という考えが個人的な考えです。

 

 

すべての存在者は、役割分担があり、それぞれの役割をきっちり果たしていれば、周りの分担者から自然な反応、フィードバックがあると考えます。

 

 

自分のことを変革していかずに世の中を変えたいという意識が極端に強い人というのは、自分の役割を果たさずに他の分担者のことばかり気になって仕様がないという人と構造的には同じだと思うのです。

 

 

ばくには、太陽は勝手に輝いていることで他の存在者に恩恵を与えているのだと見えます。

 

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至高の液 脳脊髄液について

脳梗塞後遺症の麻痺や痺れが何故リハビリで良くならないのか?治療が効かないのか?改善されない場合、次のような問題があるかもしれません。

 

 

①何らかの障害により神経間の電気信号がうまく伝わっていない。

 

②脳が自己修復する神経調整が働いていない。

 

③神経伝達を妨げる不純物の排出が上手くいっていない。

 

これらは画一的で反復的なリハビリや、筋膜や内臓、骨格の調整といった治療では改善することが難しく、主流な現行医療の盲点とでもいうべきものの存在を感じさせます。

 

 

もしもあなたの脳梗塞後遺症がいつまで経っても良くならないのなら、一つは医療がほとんど対象にしていない脳脊髄液の環境に問題があるかもしれません。

 

 

脳脊髄液は神経の信号を伝えるのに不可欠な神経細胞と、神経細胞を支えるグリア細胞の環境を一定に保ち、脳にダメージを与える代謝物を除去しています。

 

 

つまり神経の自浄作用、神経が正常に働く上で大きな役割を持っています。

 

 

脳脊髄液の流れにブロックが起きている場合、それは神経細胞の活動を不活発にし、脳には神経の再生、回復を妨げる毒素が溜まっていくことを意味します。

 

 

何年も脳梗塞後遺症で治療、リハビリに通いながら痺れや麻痺がとれなかった方が、20、30分脳脊髄液の循環を促すだけでその場で症状が消えることも珍しくなく、医療では末端的な扱いをされながら脳梗塞後遺症には深く関わっているのが脳脊髄液です。

 

 

脳脊髄液の循環、微細な制限を触診し、神経系の回復を助けるように促していくのが当方の施術です。脳脊髄液が正常に流れることで神経の信号伝達や自己調整を妨げている要因が取り除かれます。

 

 

脳脊髄液を扱う手技を一通り修得しましたが、一般的な方法には不満を感じていたため日々改良を重ねて現在の方法に落ち着きました。そしてそれは脳梗塞後遺症に対して非常に反応がいいことに気付きました。

 

 

長期間定期的にリハビリを行っても変化が出ない方、色んな治療法を受けたにも関わらず変化が出ないという方はご連絡下さい。

 

 

過去には6年間週2、3回リハビリに通いながら色んな治療を受けて半身の痺れがとれなかった方、発症から3年間食器が持てないくらい半身の力が入らなかった方、発症から半年以内の顔面麻痺の後遺症がその場で劇的に変化しました。どれも重篤な後遺症が残りやすい橋や延髄といった脳幹部の梗塞による後遺症でした。

 

 

なぜ劇的な変化が可能になるのか?

 

 

損傷した神経は常に環境や外界の変化に適応しようとして反応しているのですが(神経可塑性)、神経回路が切断されていたり、ブロックされていては上手く反応せず、いくら同じ動きを反復したり試みても中々再生しようとしません。

 

 

参照:効率のいいリハビリについて

 

 

自転車を漕ぐ時、チェーンが絡まっているといくら漕ごうとしても前に進みませんが、神経も同じで絡まった状態で幾ら運動しようとしても効率よく反応しないのです。

 

 

神経回路の切断、ブロックを解消する助けになるのが脳脊髄液です。

 

 

当方の行う施術方法としては、脳脊髄液の循環を触診し、循環を促すということをしますが、第四脳室という脳脊髄液で満たされた空間は脳幹の間隙にあり、そこには幹細胞が沢山あるのですが、この幹細胞に刺激を与えることにより身体全体の細胞が活性化され、神経の再生が急速に行われるということが言われています。

 

参考:『脳はいかにして治癒をもたらすか』

 

 

脳脊髄液とは、頭蓋内では脳室内とくも膜下腔に、脊柱管内では脊髄くも膜下腔に存在し、お互いに交通している水様透明な液体である。脳脊髄液圧の上昇や脳脊髄液の組成の変化は脳外科および神経内科疾患の貴重な検査所見として重要である。

引用:脳科学辞典

 

https://bsd.neuroinf.jp/wiki/脳脊髄液

 

脳脊髄液の循環は頭蓋内圧をつくっているのですが、そもそも頭蓋内圧が亢進することで頭蓋内動脈に負担がかかります。

 

脳梗塞や脳内出血とは密接な関係があるのですが、現行の医療ではその機能や仕組みなどについてあまり研究は進んでいないのが現状です。

参照:次世代の治療

 

【脳脊髄液の機能について】

 

脳脊髄液の循環に関してはインターネットで調べても、その機能、働きについての情報は非常に少なく、まだ明らかになっていない部分が多いことがわかるでしょう。医学ではほとんど検査、治療の対象としていませんが、非常に重要な役割を持っています。

 

脳や脊髄を衝撃から守るクッションの役割をしている以外に、神経から不純物を排出したり細菌やウイルスを除菌したりするドレナージュ作用、栄養を送り届ける役割も担っています。

 

硬膜が破れ脳脊髄液が漏れると布団を蹴る元気もなくなったり、人の話を全く覚えられないといった症状が出たりします(脳脊髄液減少症)。

 

脳脊髄液の循環が正常になるだけで軽減、改善される症状というのは様々で、脳梗塞の後遺症はそのうち特に相性がいいものです。

 

免疫が注目されるようになった昨今、これから脳脊髄液ももっと注目されてくるでしょう。

 

脳脊髄液が巡ることで身体は本来持っている自己修復能力を増幅します。

 

 

あなたの脳脊髄液に神経の修復を任せてみて下さい。

 

 

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2018年 

 

明けましておめでとうございます!

 

 

31日だらだら休んだだけでフルチャージになりました。

 

 

大晦日はraizinを観て盛り上がり、元旦はあしたのジョーをの力石戦まで観て盛り上がり、興奮して突きの鍛錬を多めにやったら腕がパンパンです。

 

 

那須川天心は空手の影響なのか、間の入り方に合わせ方も完璧ですね。初動を封じます。総合ルールではグラップリングで分があるように見えた藤田大和が、キックルールでは呆気なく敗れてしまいました。

 

 

堀口恭司も空手上がりのようですが、彼は間合いに一気に入る瞬発力や破壊力が野獣的で、また全然違うタイプですね。アメリカの猛者達を相手に経験でつかんだ独自の間合いなんでしょう。

 

 

この二人が対戦することになったら、、と考えると、キックルールだとかなり面白い試合になりそうです。

 

 

総合ルールだと那須川天心は相当グラップリング対策が必要になると思いますが、、絶対キックルールが面白い、観たい!

 

 

ジョーのライバル力石の死因は、ジョーの放った左フックを食らって後頭部から転倒した時に脳内出血を起こしたことによりますが、堀口恭司もバッテングでしばらく意識がはっきりしていない様子でした。

 

 

格闘家は頭に受けた衝撃が溜まっていくので、臨床で頭蓋をやっているとその状態に驚かされることが多いです。

 

 

筋骨格のケアも重要ですが、この頭蓋に残った衝撃を定期的にリセットする方が選手生命は持つと思います。

 

 

1日は平塚の温泉に浸かって、2日早朝は江の島に日の出を見に行きました。

 

 

江の島は6年ぶり位ですかね、怪僧恵観ちゃんのところの勤行に混じって以来だったと思います。

 

 

寒いし腹が減っていたので、参拝はせず帰ってきました。

 

 

ぼくは、近所近くの住吉神社と仕事場近くの奥沢神社は最低月1は参拝していて、たまに他の神社に行くこともあります。

 

 

靖国神社の出店が好きだったんですが、去年からやっていないので残念です。

 

 

去年は馬車馬のように3か月程働いては海外へというのを繰り返しましたが、今年は普段から充分に余裕を残して働きたいと思います。

 

 

11月のインドで2週間空けたしわ寄せがまだ続いているのもあり、今月の予約も既に3週目まで結構入ってきていますが、余ったエネルギーを臨床以外に向けていくというのが今年の抱負でしょうか。

 

 

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スターウォーズより

光と闇のバランスを維持するためにジェダイは必要とされてきた。ダークサイドも。

 

 

人に健康になってもらうために療術師は存在する?

 

 

全ての人に健康になってもらうというのは不可能だが、健康と不健康のバランスを保つために、現代人のからだに対応できる療術師が存在する?

 

 

光と闇、正と邪という二元論はこの現象界で機能する。

 

 

例えば盲目を治癒してしまったり、歩行不能者をその場で歩けるようにしたり、酷い皮膚病をその場で治癒してしまったり。

 

 

こういった「奇跡」を起こす人たちは聖書から少し前の日本やインドには存在していたとされる。

 

 

それは、二元論の機能する現象界を超え出ているものかもしれない。

 

 

花が開花する時には開く力と同時に閉じる力が働いている。

 

 

身体では常に癌細胞が増殖すると同時に癌細胞を死滅するシステムが常j時働いている。

 

 

身体が悪い状態、病気を維持しようという状態から問答無用で痛みのない、至福の状態に誘導してしまうということは、「奇跡」を受ける側もそれなりに「準備」を必要とするはず。

 

 

「準備」とは、その病があっても健康でいても、大差ない状態。

 

 

病気があっても悲観せず、嘆かず、健康な状態と変わらない生活をしている状態。病気であるという必要がない状態。

 

 

仮に、「準備」のできていない人が、「奇跡」の施行者から治癒を受けて治癒したとすると、精神的な問題やその人の内面の問題と肉体のバランスがとれなくなり、肉体に表出していた内面の問題は行き場を失い、別のところに表出するはず。

 

 

急に事故にあったり、生活の均衡が崩れたり。

 

 

肉体はホメオスタシスをもっていて、現象界のものだから、光と闇、正と邪がバランスを求めるように、肉体と精神のバランスを求め続ける。

 

 

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思念を上げていくと

今年も後2週間で、予約枠は残り数件になりました。

 

 

今、1日最大9枠でやっていますが、来年からは5、6枠にする予定です。

 

 

思念という話をしましたが、例えば気功は何度も同じ動きをし、呼吸とイメージをそれに合わせて鍛錬していきます。

 

 

そのうち実際に動かなくてもイメージだけを動かせるようになります。

 

 

イメージ力が付いてくると、言葉にも力が生じてきます。

 

 

イメージ力が強くなり、言霊の力が付き、思念力が上がると、自分だけの想念の世界から、周りと共有する見えないネットワーク、この世界で働いている見えない法則、という順番で思念が作用しやすくなると思います。

 

 

スティーブ・ジョブズは、周囲から「事実歪曲フィールド」と言われていたようですが、数週間必要な仕事を次の日までにやらせていたというくらい、ジョブズの思念は実際の事柄に作用していたということもできるでしょう。

 

 

ジョブズはすい臓がんで亡くなっていますが、専門家からはジョブズのすい臓がんにはたんぱく質が必要だったのに、たんぱく質を摂っていなかったということが指摘されています。

 

 

ジョブズも、まだこの世で働いている摂理を歪曲するまでの思念力を持っていなかったと言えるかもしれません。

 

 

思念で新しいものを創出できるようなレベルは、

 

「神はヒトを似姿に造った」

 

という聖書の言葉に限りなく近づいた状態と言えるかもしれませんが、日々の鍛錬で想定しているのは常にそこだけです。

 

 

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思念が世界を支配する

「思念がこの世界の現象から法則までも規定する」

 

という命題は、中々実証することが難しい、科学の世界では前~実証的なものといえると思いますが、個人的にこの命題が機能するということは盲目的な信仰のように扱っています。

 

 

この命題が明証的だという人たちは、観察者の認識がバイアスになり対象は変異する、認識を離れた対象そのものは存在しないし想定するのも無意味だということに論拠を求めると思います。

 

 

観察者の認識が加わらない時は原子は波の形態で、認識が加わった途端に粒子の形態をとるという量子力学の仮説は、波動の世界でよく引き合いに出されますが、波動療法というのは観察者(療術師)の世界観や信念と、世界で実際に機能している仕組みがそれぞれ変数になって働くものと思っています。

 

 

「身体の不調のほとんどは精神からくる」

「身体の不調は毒素を排毒することで改善される」

 

 

という主張は、世界で実際に機能している仕組みに、観察者(療術師)の世界観や信念がバイアスとして働くことで出てくるものだと思います。

 

 

観察者(療術師)が人間である以上、経験や教育からくる思い込みというのはゼロにすることは不可能だし、ゼロにする想定はそもそも無意味ということができるかもしれません。

 

 

それぞれの観察者が自分に親和性のある世界観、やりやすい方法を採用することで、心身の制限を解放する力は強化されるでしょう。

 

 

波動の世界は、世界で機能している仕組みの上に、術者の確信の力が乗せられた形で機能するものだという実感です。

 

 

脳の淡蒼球で不調の大部分は消せるという人もいれば、精神が調和することで不調が消えるという人もいます。

 

 

術者の思い込みがいき過ぎると機能しなくなったり、術者は自分の身体をすり減らすことになるようですが、世界で現状機能している仕組みから離れすぎなければ、バランスのとれた状態で機能するものだというのが個人的な仮説です。

 

 

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魂で計る

肉体の反応でチェックする療術師は多いです。

 

 

oリングや三角筋反射などのキネシオロジーは肉体の反応を基準に検査していく方法ですが、術者の持っている情報、世界観や思い込みというのはどうやっても反映されます。

 

 

肉体の反応で見ていく場合、どうしても「騙し」という現象が発生することがあります。これは、術者の受け手の関係に色々な変数が入り込むため、避けることはほとんど不可能だと思っています。

 

 

oリングで「ほら力が抜けた」とか、

 

軸の反応で「ほら軸がずれた」

 

とかやられても、自分のコアの部分、魂がその結果に対して何か違和感を感じている場合、魂は肉体や心の働きが捉えていない情報をキャッチしている可能性があります。

 

 

個人的には、力の入り具合や軸の傾きでチェックすると、その違いが出ても、

 

「これは何だか違う」

 

ということがどうしてもありました。

 

これは、肉体に反映されない領域、魂の部分が何かその情報に対して反応していると考えます。

 

 

魂を対象にする場合、肉体の反応をチェックすることから離れる必要があると感じることが増えました。

 

 

肉体でみる以前の、魂の反応で直接みることができるなら、魂に対して背術を加えることができることになるでしょう。

 

 

そうなれば、細かいテクニックを色々身につける必要はなくなるでしょう。

 

 

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科学という神話

99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書) 新書 – 2006/2/16

本の内容

 

地震の原因はプレートのずれではなく微生物?地球温暖化の原因は二酸化炭素ではない?

 

科学的根拠というものは仮説にすぎないため、常に覆される可能性を持つ。

 

 

ガリレオが天体望遠鏡を創った際は、遠くのものが拡大して見えることに当時の学者たちは大絶賛した。それが、月のクレーターが拡大して見えると、

 

 

「完全なる神が創った天界のものにこんなぼこぼこがあるはずない」

 

 

と一気に否定。当時の思い込み、学者の主観でガリレオの画期的な発明は理解されなかった。

 

 

我々の常識だと思っているものは常に覆される可能性があり、そのことを自覚している人を「科学的」ということができるでしょう。そうすると、自分の常識が揺るがないと思っている人は迷信的で「非科学的」といえるかもしれません。

 

 

ガリレオが出したデータは、当時の科学者たちの仮説を覆すには早過ぎたということもあります。当時のヨーロッパでは、天界は完ぺきな整合性を持つというのは疑う余地のないことだったことでしょう。

 

 

ガリレオの出したデータは、当時の科学者の仮説を覆すことはできませんでした。

 

 

帰納的に、新しいデータが仮説を覆すとは限らないということです。

 

 

仮説を覆すことができるのは、古い仮説の存在を認識し、それに対する新しい仮説を立てることができる人だけです。

 

 

科学というものをしっかり定義付けすることができたのはカール・ポパーです。

 

 

ポパーの定義は科学者にとても歓迎されたといいます。それは科学と魔術、神話を明確に分ける定義だからです。

 

ポパーは、

 

「科学は反証可能性を持つ」

 

 

ということを言いました。

 

 

1000回実験して、999回までは理論を証明できる実験データが出ても、1000回目でそれを覆すデータが出るなら、その理論は証明されないということです。

 

 

つまり、反証するデータが出たらその理論が機能しないということを認めるのが科学者だということをことですね。

 

 

宗教で、神の存在を主張する人が、

 

「神は常に我々を見守って助けてくれている」

 

という命題を掲げて、その後にその人の家族が次々死んで、本人も重篤な病にかかっても、宗教なので次々解釈を変えれば機能していきます。

 

 

「神は試練を与える時もある」「神の思惑を人が知ることはできない」とか。

 

 

迷信的ではなく科学的に生きている人というのは、

 

「みんな同じことを言っているけど本当にそうなのか」

「不倫や殺人はどうして悪いとされるのか」

「この世界は誰かの空想ではないとどうしていえるか」

 

ということを疑問に持っていたり、常に新しい眼を提供してくれる人だと思っています。

 

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