変態編集者

最近あまり読んだ本を取り上げませんでしたが、もっぱらビジネス本を読んでいます。

 

 

これはまたちょっとビジネス本からは外れるかもしれませんが、幻冬社を立ち上げた見城徹氏の本を何冊か読んで強烈な印象を受けました。

 

 

https://www.amazon.co.jp/たった一人の熱狂-幻冬舎文庫-見城-徹/dp/434442459X/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&keywords=見城徹&qid=1563753802&s=gateway&sr=8-1

 

 

何冊か読んだんですが、周り全てから立ち上げをやめた方がいい、失敗すると言われても成功したのは、徹底的に濃厚な人間関係を作ってきたことにあると思いました。

 

 

成功や儲けが一番に先行している事業家はまず大体失敗してしまいますが、見城氏というのは破天荒でかなり自他ともに認める変態で、

 

 

五木寛之の全作品を読んで、他人が中々できないような指摘を手紙で執拗に書き送り、17通目で返信があり、25通目で会うことになった。

 

石原慎太郎に会うのに、太陽の季節と処刑部屋を暗唱できるまでにして臨んだ(途中で遮られて外に散歩に出た)。

 

これだと思ったレストランには1週間以上毎晩通い詰める。

 

坂本龍一と4年間ほぼ毎日飲み歩く。

 

ヘミングウェイに感化され、27から37まで10年間週6日で3時間とって筋力トレーニングを続けた(この時期が一番精力的に活動できた)

 

 

他にも沢山の変態エピソードがありますが、尾崎豊や鈴木いずみ(阿部薫との話も出てくる)との話など中々印象に残る強烈さです。

 

 

こういったタイプは今や希少種、天然記念物だからこそ色々参考になりますね。

 

 

学生時代、中々肌が合わずにちゃんと読んだことがない中上健次が読みたくなりました。