現場の感覚

何でもそうだと思うんですが、現場から離れると現場の感覚がなくなり、現場にいる人たちと感覚のギャップができてきて上手くいかなくなります。

 

 

臨床の現場から離れてセミナーしかやらなくなると、現場の感覚がなくなっていますから、その技術は参考になりません。

 

 

セミナーで一瞬で身体を変えるパフォーマンスと、実際に臨床で技術を使うのとではかなり違いがあります。

 

 

セミナーでは上手く行ったけど、帰って臨床で使ってみたら全く上手くいかないと言うことは経験があると思います。

 

 

セミナーでは、ある程度参加者が施術を受け慣れていたり、世界観が似ていて場の同調が起きやすかったりと言うことがあります。

 

 

臨床の仕事は特に感覚の仕事なので、ぼくももし60歳を超えても1日3、4人は施術していれば、進歩し続けるのではないかなと思います。

 

闘いをやめる

病気はからだの持つ防衛システムの一つで、アラームだと考えています。

 

 

例えば、働き過ぎで鬱病になった人がいたとして、鬱病になっていなければそのまま心筋梗塞やクモ膜下出血などで重篤な状態になっていたり、下手すれば即死だったかもしれません。

 

 

「ガンと闘う」というような言い方をしますが、ガンはからだの不調を知らせてくれる役割を買って出てくれた知らせなので、闘うものではないと思います。

 

 

ガンになる前に、からだは他の違和感で不調を知らせていたかもしれません。

 

 

闘うとノルアドレナリンが分泌され、それが長期になるとコルチゾールが分泌され、免疫の機能が落ちて病気になりやすくなります。

 

 

クスリや医者もそうですが、クスリも効くと思って飲むと効くので、クスリや医者が信じられなくなった人は病院に通ってもよくなることはありません。

 

 

20世紀以前に効果を上げていた治療は何かというと、プラセボ(にせ薬)だという話があります。

 

 

食べ物も、「これは確かにからだにいい」と感じたものをしっかり食べるのがいいです。

 

 

施術も同じで、ピンとこなかったら必要ないものだと思います。

 

 

ピンと来たものというのは、からだがどこかで必要としている情報でしょう。

 

 

 

ドンの施術②

黒塗りの車がお迎えに来てドンの施術をしに○邦病院へ。

 

 

○邦病院は新しく、病院特有の嫌な感じが少ない所でした。新しい病棟とのこと。

 

 

病院に行って施術すると疲れることが多かったですが、ここはそんなこともなかったです。

 

 

うちに来る方の中には、親を看病しに病院へ通っていたら自分が病気になったとか、行くと体調が悪くなるから行かなくなったと言う方もいます。

 

 

病人だらけの所に行けば体調も悪くなりますよね。

 

 

エネルギッシュな人たちばかり相手にするのも疲れますが、、

 

 

ドンは利尿剤でむくみも取れたようで、呼吸も前回より落ち着き、頭蓋の強い制限もなく、安定していました。

 

 

心臓は病院でも良好と言われたようで、検査で反応した左の縦隔をリリースしました。

 

 

左の腎はしっかり解放されましたが、実質のやられた右の腎は下手にやらない方がいいと言う反応でした。

 

 

戦争を乗り越えて会社を築き、生き延びた方だけに、自立を感じる身体です。

 

 

武術や医術の世界でも、「昔の人間とは体がもう違っている」と言う話を聞くことがあります。

 

 

武術では、昔の武人が普通にできたことができなかったり、昔の人に通じた施術が現代人に効かなかったり。

 

 

うちにはあらゆる年齢層が来ますが、戦争を体験した層というのは活力が強いかもしれません。

 

 

日本人の身体は、戦後に最低3段階は大きく変わっていると感じています。平均身長がどんどん高くなり、女性は平均体重が変わらずに平均身長が上がっています。

 

 

戦時中の環境は想定しなくてもいいかもしれませんが、たまにはちょっと厳しい環境に身を置いて、生きる力の元を感じるのもいいかもしれません。

 

 

、、、砂漠でも行ってみますか?

 

何かを掴む

乳児、幼児を施術するのは本当勉強になります。

 

 

思考や想念が身体の反応にバイアスを作らないので、反応を見るのが面白いです。

 

 

逆を言うと、反応が悪い方と言うのは、それだけ自分の思い込みや偏った思考に囚われていることがあります。

 

 

施術に来る方が皆素直で、囚われがなく、適度な運動と適切な食事を摂っていればと思いますが、術者と受け手の関係は変数にあるので、偏った方が続く場合には、自分のどこかに不調和や偏った所があるということになります。

 

 

術者も、臨床から何かを掴む姿勢がなければ時間の無駄になり、受け手も施術から何かを掴もうとアンテナを張っていなければ時間の無駄になると言えるかもしれません。

自分の世界観で

最近、中々大変な方が増えたせいか、ぼく自身気付きや閃きが増えました。

 

付き合う周囲の方々の影響もあるでしょう。
施術も、より無駄なく効率的に、効果的になってきている感覚があります。
試されるように、0的な世界観で来る方も多いですが、0的な世界観に偏ってやっているとぶれるので、意識していつも以上に身体感覚から離れずにやっていく必要を感じています。
肉体にフォーカスし過ぎてもダメです。
体を分離してみるのではなく、情報としてみるようにしています。
最近の気付きは施術技術に関わるもので、かなり強力なものでした。
普段の半分以下の時間で済んだり、一瞬で状態が変化することが見られました。
これによって、自分が神智学、人智学の微細身区分がしっくりこなかったのも何となくわかってきました。
エーテル体やアストラル体といった言霊で反応を見る時、反応が弱いなと思ってきました。
更に色々検証しようと思っています。

住みたい所は清んでいる

うちにくる方とよく話すのが、東京都内だと住みたい、ピンとくる場所が少ないということです。

 

 

神奈川だと海は鎌倉方面、山は丹沢方面と自然も豊富で、ちょっと外れると畑が広がっていたりします。

 

 

先日、敏感な方に「都内で電磁波の強いエリアは、電磁波が頭から入って足から抜けていくのを感じる」と言ったら、同じ感覚を持っているようでした。

 

 

外を歩いていて急に胸膜が固くなったりすることがありますが、チェックすると放射能や空気中の化学物質だったり、人の感情だったりします。

 

 

施術していて、電磁波や放射能、化学物質の影響が大きい方ほどそれに無自覚で、それらの反応を消すと

 

「こんなに違うんですね!」

 

と驚かれてることがよくあります。

 

 

電磁波については携帯電話をサンプルに使えるので、携帯電話を胸に置くと体が硬直したり、力が抜けてしまうのを体感してもらい、電磁波の反応を消してからもう一度チェックすると問題なく力が入るようになります。

 

 

「電磁波や放射能を浴びれば浴びるほど健康になる」

 

 

とどこかに設定できればいいんだけどな~ということをいつも考えています。

赤ちゃんの施術

何百人とからだに触れていくと、身体が治癒する力が旺盛な方、筋張って液が流れていないような、自己治癒する力が弱い方、施術を受け入れる準備ができていない方など、色んな感じのからだがあると感じます。

施術を受け入れる準備ができていない方などは、いろんなタイプがあると思いますが、最低限紹介者にぼくがどういったことをするのか聞いていたり、このブログでも読んでおいてもらえばいいと思います。

ヒトも動物ですから、これから何をされるかわからないという時は、心も肉体も警戒して、施術の効果が出ないということにもなりかねません。

初回の方は、なるべく時間をとってどういったことをするか話すようにはしています。

痛みの気になる方には、うちは痛みを直接とるのではなく、まずバランスをとっていくことをするので、何回か受ける余裕を持ってもらうということを伝えたりします。

術者が痛みをとることに執着すると、バランスの崩れに意識がいかないので、痛みが徐々に戻ってきたりします。

1日に7,8人くらいは施術するので、痛みをとることを追究していたらかなり消耗しますね。

すんなり反応する方を施術する時は、

「うちに丁度施術を受けに来るタイミングだったんだなぁ」

と思います(笑)

こういった方からは、こっちも閃きや気付きを貰うことが多いです。

昨日は数か月ぶりに乳児(生後1か月)の施術をしました。

そういえば、最近は不妊で施術に来る方は多いけど妊娠で来る方が少ないなと感じました。

これから妊娠しそうな方は何人かいますが。

昨日みた子は、生まれてから常に右向きという赤ちゃんでした。

赤ちゃんというのは敏感なので、間違ったことをしようとすると抵抗します。

頭蓋に制限を感じたので、検査からしようと思ったのですが、胸郭からやってほしいようで、胸郭をじっくりやりました。

左胸郭に強い制限があり、胎児期3か月の物理的な衝撃が反応しました。

お母さんに聞くと、妊娠3か月の頃に自転車で転んで腹を打ってしまったとのことでした。

その時の衝撃を取り除き、胸郭に柔らかさが出て呼吸が安定してくると、次に、胎児期3-5か月のスパンで「不安感」「悲しみ」などが反応したので解放を始めると、かなり強い感情が左胸郭から噴出し始めました。

その頃は色々大変なことが続いたとのことでした。

胸郭の反応がだいぶ落ち着くと、表情が軽い感じになりました。

ご家族の話では「普段よく悲しそうな顔をする」とのことでした。

常に右抜きだったのが、胸郭のねじれがとれた影響か、上向きになったりすることが増えてました。

胸郭を充分に解放して、頭蓋をやりたかったですが、頭蓋はまだ触らせてくれませんでした。

呼吸が浅かったのと、鳴き声が肚から出ていなかったんですが、呼吸はゆったりし、帰り際には鳴き声に力が出始めました。

凄くエネルギッシュな子でした。赤ちゃんはまだ神みたいなもので、大したことをしなくても勝手に身体が調整されていくんですが、胸郭の感情は中々強力でしたね、、、

産まれてすぐにこういった処置をしておくと、育ってから大きな問題が出にくくなると思います。

小児喘息がひどかったという方は、酸素に対する耐性が低かったりするんですが、小児喘息がひどかった方は、胎児期の問題が出る割合が高いと感じます。

産まれてくる子は、腹の中でも色々感じていますから、胎教というのは大事だなとつくづく思います。

乳児の施術は、お母さんが施術を受けている場合は無料でやっています。

カポエイラとアフリカの秘術

先日の火傷ですが、ケロイド状になり、跡が残るのではないかというくらい酷かったんですが、山下さんが扱っているアフリカの秘術(シアバター)のお陰か、短期間で劇的に回復しました。

 

 

写真を撮っておけばよかったと悔やまれます。

 

 

アフリカの秘術を扱っている山下さんはこれからメンバーとしても加わります。

 

 

サラ金でバリバリ働きながらカポエイラの鍛錬にも熱心で、ユニークなアフリカ雑貨を扱う女性です(ゴリラ好きです)。

 

 

施術も非常に筋がよく、基本的な施術方法を難なくものにしました。

 

 

武術などの経験者は手技の感覚を掴むのが早いんですが、カポエイラで鍛えてきた体捌きの影響かも知れませんね。

 

 

既に周りの方々に施術して興味深い臨床報告も頂いています。

 

 

フィジカルなケアをしっかりしていきたい方々は山下さんお勧めです!

 

 

将来的に店舗を出すことになったら、外から見たら雑貨屋にしか見えないような雑貨まみれの、セルフドリンク併設の、施術がメインなのに施術はついでくらいの、わけのわからない空間にしたいなという願望があります。

楽しいことをする

何をやっていても、楽しいということが本質に繋がると思っています。

 

やっていることが楽しくなければ、どこか不調和が生じているということになります。

 

 

自分の経験からいっても、嫌々やっていることの中から創造的なことが生まれるということはありません。

 

 

名の知れた物理学者、数学者で、自分のやっていることが嫌で嫌でしょうがなかったという人はいません。

 

 

好きなふりをしてやっていることはすぐにボロが出ます。

 

 

ある対談で、蟻の巣に間違って運ばれたゴミムシが、巣が壊される緊急事態になると普段と違う行動をしてしまい、蟻に攻撃されるという話がありました。

 

 

自分の本質から外れた不自然なことをし続けていると、そのうち不具合が出てくるのかも知れません。そういった時に、自分の本質や使命といったものを意識するようになるのでしょう。

 

 

好きなことということは、自分の本質に繋がる要素を持っていると思います。

 

 

自分の感覚にしっくりくること、やっていて楽しいことにアンテナを張っていれば、自然に自分の本質、使命を自覚するに至ります。

 

適者生存、突然変異

生まれたばかりの眼や耳が発達していないネズミを親元から離してまた戻すということを繰り返すと、臆病で神経質なネズミになり、このネズミが子供を育てると子供も同じように育ち、孫もそうなるという、トラウマの継承があります。

 

 

この考え方でいけば、例えば親に海馬や扁桃体の委縮があるなら、その器質は子供にも引き継がれるということになるかもしれません。

 

 

親子でよくみられるのが同調現象で、これはミラーニューロンの作用によるものだと思っています。例えば母親が腹の調子が悪いという時に子供も腹の調子が悪いという現象ですが。

 

 

これとは別に、記憶やトラウマの問題をみていくと親子そろって同じ問題が出てくるということがあります。

 

 

中国で手足の指が10本ずつの母親の子供も10本ずつの足で生まれて来たという写真がありました。

 

 

アウストラロピテクスからホモサピエンスまでの進化の過程で、例えばクロマニヨンからホモサピエンスまでの進化の繫ぎ目というのは見つかっておらず、ミッシングリンクというようですが、キリンも急に頸の長いものが出てくるようで、中途半端な長さのものというのは見つかっていないようです。

 

 

進化とは突然変異ではないかと思っていて、環境の必要性から生じた変位をもった主体がそのまま生き残ってきたんでしょう。

 

 

今、電磁波や放射能、化学物質が飛び交う中で、こういったものに対する耐性を持つ個体が増えていくかもしれません。

 

 

悪化していく環境に耐えられなくなった個体から消えていくのでしょう。

 

 

耐性を付けられない個体は身体を麻痺させるしかなく、身体の防衛本能が正常に働いていて、ひどい環境に適応できない個体は、安全圏へ移っていくでしょう。

 

 

 

 

先日上野で見て来た発生学の展示に本物のキリンの骨がありましたが、あんなに巨大で頸椎が7椎あるんですね。あんな巨大なのが突然変異で出てきたんだとしたら凄いことです。