頭蓋内圧と脳梗塞の関係

脳梗塞の既往歴がある方をみると共通しているのが、頭蓋内圧が高いということです。

 

頭蓋内圧は脳脊髄液の循環が何らかの理由で阻害されていると上がりますが、脳脊髄液の循環が阻害されたり吸収に問題があり頭蓋内の液圧が上がると水頭症になります。

 

明らかな水頭症はあまり見かけることはないですが、脳脊髄液の循環が阻害されて詰まりがあるプチ水頭症のような方が割と多いです。

 

目眩や頭痛持ちにプチ水頭症は多いです。特に第四脳室と第三脳室の間の中脳水道は狭い通路で、ここにねじれや狭まりがあったりして液圧が上がることによる非交通性水頭症が多いようですが、中脳水道の流れをスムーズにすると目眩や頭痛が抜ける方がかなり多いですね。逆にいうと、中脳水道のねじれや狭まりを取らなければ抜けない頭痛というものがあります。

頭蓋内圧が上がると脳血流が減少して脳にダメージを与えることになるので、これは明らかに脳梗塞には絡んでいることになり、頭蓋内環境に原因がある脳梗塞をやった方が頭蓋内圧が高いというのは当然と言えます。

 

脳梗塞をやった後でも、当然頭蓋内圧は下がるわけではないので、再発防止のために脳脊髄液を促して頭蓋内圧を減圧することは必須になりますが、頭蓋内圧を減圧するということはもっと世間に浸透するといいですね。

 

 

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