散歩の効用

昨日は午前中家から多摩川沿まで歩きました。

 

 

本当は奥沢まで行きたかったんですが、下野毛から等々力に走っている道は人が歩けないことを知りませんでした。

 

 

元住吉に住んで丸々6年になりますが、武蔵小杉へ行く方向と外れるとまだ行ったことがないエリアが結構ありますね。

 

 

歩行により骨盤を始めとした骨格、脳の状態が随分変化したと思うので、人類を人類たらしめたのは歩行だといえるでしょう。

 

 

歩行は人類の基本動作だといえます。

 

 

それもあり、歩行にはまだまだ知られていない秘密があると思います。

 

 

色々行き詰まった時は基本に戻るということは色んなことの鉄則だと思いますが、仕事の動きが悪かったり状況に動きが出にくいと感じる時は目的なくひたすら歩くということをお勧めします。

 

 

歩いていると歩く距離以外に何かが進むんでしょう。

 

 

大体2時間くらい歩いていると、思考に無駄な動きがなくなり、初期化され、何か開ける感覚が出てきます。

 

 

何が開けるのかはわかりませんが、この何か開けた感覚の後は、新規の予約やしばらくみなかった方から連絡があったり、新しい縁ができやすくなったりします。

 

 

自分なりに考えると、色んなところを歩くと色んな場所や人の情報をキャッチすることになるので、その情報と親和性のある人と繋がりやすい状態ができるんじゃないかと思います。

 

 

つまり情報が媒介になるということですが、実際にどこか行った後に人と話していると、

 

 

「偶然ですね、私も先週そこに行ったんです」

 

 

という話になることが結構あります。

 

 

人間、全く属する世界が違う人と会うということは中々ないので、何が属する世界に共通のファクターをつくるかというと、普段浴びている情報だと思います。

 

 

飲んでいる水や、その土地の空気で随分属する世界が違うんじゃないかと感じます。

 

 

池袋に住んでいる人は大体あんな感じの人、三軒茶屋や笹塚に住んでいる人はあんな感じの人というイメージがそれぞれあるでしょう。

 

 

それは、そこに属する人が纏う気配というものがあるからだと思います。

 

 

人間は普段生活しているだけで呼吸したり食べたり、外界とのやりとりで常に化学反応を起こしていますから、普段と全く違う環境に行くというのはかなり動的に自分の身体や意識の構成因子を変えることになります。

 

 

なるべくいい場所を歩きたいですが、普段歩かないような新鮮な場所ならいいですね。

 

 

手っ取り早いのは海外に高飛びですが、最近中々飛べないですね。