支配空間、マインドセット

色んなセミナーに出ると感じることですが、講師が「これは誰だってできる」というマインドセットでセミナーをするのと、「これはそう簡単にはできない、ほとんどの人にはできない」というマインドセットでセミナーをするのでは参加者の出来が全く変わってきます。

 

 

「誰だってできるよこんなこと」というマインドセットで場がコントロールされていれば参加者の潜在意識はそれに触発され、普段うまくできないような人でも容易にできてしまうのですが、これは補助輪のような作用であり、セミナーにわざわざ参加する場合はこう言った作用があった方が望ましいと思います。

 

 

それが、主催者が「誰もできていない、まだまだだ」というマインドセットをしていると、普段できていない人がますますできない、どころか普段できている人ができないという事態が発生したりします。

 

 

セミナーに参加する人は習いに行くのである意味無防備で、主催者はその場の支配者なので色々できるのは当然と言っていいくらいなのですが、そういったカラクリがよくわかっていない参加者は純粋に「すごい、自分はまだまだだ。周りもまだまだだ。」と設定してしまうわけです。

 

 

上手いセミナー主催者というのは、全体のレベルをある一定まで上げてしまうということができるのですが、下手な主催者はできない人をできないままにする、あるいはもっとできない状態にしてしまうということがあります。

 

 

挙げ句の果てには「これは(主催者の)先生にしかできないんだ」という風にマインドセットしてしまいますが、そうすると「崇める対象を超えることはできない」法則により、その対象を一生超えることはできなくなります。

 

 

これは宗教やビジネスモデルとしてはあるのかもしれませんが、どうせお金を払うなら自分の進歩が感じられる方がいいでしょう。

 

 

数年参加してみて自分の進歩が全く感じられないという講習や学校であればそれは辞めた方がいいでしょう。何故進歩が感じられないかというと、基準が曖昧で、基準を講師の先生しか持っていないということもあるからです。

 

 

ボディデザインラボ takeji