存在するものは理に適っている

何事もそうですが、理に適っているか、法に従っているかどうかということは目安になります。

 

「存在するものは合理的(理に適ったもの)なものである」

 

というのは、ある体系的哲学者の言葉ですが、理に適っていないものは消滅します。

 

商店街を歩いていると、頻繁に店が変わっているようなテナントがありますが、商売が上手くいかないで店じまいするのも理に適っていない、法に従っていないからということがいえるでしょう。

 

集客方法が良くないとか、店内の内装や換気が悪いとか、メニューが見づらいとか、店員が無愛想だとか、それを補って余る方針があったり、ずば抜けて旨いとかなら問題ないですが、それがなければ理に適っていないので無くなります。

 

余り旨くもないラーメン屋に人が入っていたりしますが、これは旨いから入るのではなく、入りやすいから入るんですね。

 

入りやすい雰囲気を持っているというのは客入りをよくする上で理に適っています。入り辛い所には入りませんから。

 

逆に、一般人が入りにくい雰囲気だったり、超高級感を出していて、それに基づいたサービスであればそれはまた理に適っています。

 

高級ホテルでも、アーリーチェックインできたり、荷物を部屋まで運んでくれたり、ベッドが寝心地良かったり、空間が広々していたりするから高級なのであって、融通が効かないしサービスもよくない高級ホテルならもう誰も泊まろうとしないでしょう。

 

その存在が理に適っていない、法に従っていないものは早かれ遅かれ消えて無くなります。