「エネルギー」「波動」といった単語を施術で使う場合、まだまだ神秘的な響きがあり、人によっては怪しいと思うでしょう。
それに、施術の世界でそういった単語を使う人は意外に多いので、もっと独創的な響きを持つ単語はないかなとずっと考えています。
そういった中で、ピンと来るものがあったのが「カナカムナ」で、カタカムナとは直接関係のないkan.氏の本を数年前読んで、その副題にあった「潜象界」という単語にずっと何となく気になっていました。
エネルギー、波動を操作せず潜象界から変化させると言うことを試行錯誤していましたが、潜象界と言うのは誤解を恐れずに言うと、「現象を生じさせ、背後で潜在的に働き続ける世界」と言うような意味だと思っています。
西洋哲学の文脈で言われるイデア界よりも、背後で働き続けるというニュアンスが強いと思います。
この潜象界と言う単語は、カタカムナを発見した物理学者楢崎皐月氏の造語です。
例えば、「今」という言葉は使われる場面によってはイベントとしての時間だったり、意識にのぼった幅を持った時間だったりしますが、「今」という言葉で点的な瞬間的時間を対象として指し示そうとしても、瞬間的時間を捉えることができません。
また、マッチを擦って着火する瞬間の、マッチを擦るエネルギーが炎としてエネルギーの変換するその瞬間的場面を捉えるということは、まだ科学でもできていなかったと思います。
また、花が開花する際、拡がっていく力に対して必ず抵抗する力、縮んでいく際にそれに抗う力が働いていますが、それを計測することはできていません。
これらは、現象が現れ出る以前の段階として、科学では対象化されていない領域です。
こういった事象を考える時、想定せざるを得ないのが潜象界だということです。
今日は鍼灸師の高橋先生に教えて頂き、カタカムナの講習会に行ってきました。
何冊か出ているカタカムナの本を読んで、この解釈は本当かな?というのが結構あったんですが、カタカムナは神秘主義ではないし言霊ではない!という、相似象から継承された考えを全面に出されていて、カタカムナとは何をするものなのかということが具体的に腑に落ちてよかったです。
相似象を読んでいく手引きになりそうです。
ここ最近は、施術に使うというよりは、純粋に紀記以前の日本とはどんなものか、縄文以前の古代人の直感力はどういったものかという関心から気になっているカタカムナですが、波動やエネルギーといった単語を使わずにやれるきっかけが何かあればいいなと思っています。
某○○線のような、、、
自由が丘 整体