怪しい民間療法というかスピのフィールドワーク

野の医者は笑う:心の治療とは何か?

東畑開人

https://www.amazon.co.jp/野の医者は笑う-心の治療とは何か-東畑-開人/dp/4414400961/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1502175137&sr=8-1&keywords=野の医者

 

以前、精神科の受付さんが紹介していた本。かなり面白いです。力作!

 

「野の医者」とは正規の医療教育を受けた臨床家以外のことを指していると思われる。

 

 

医者でも、ちょっと怪しい治療法をしている場合があり、それらも「野の医者」に含むとのこと。

 

 

「野の医者」という言葉は野巫(やぶ)医者から着想を得た様子。

 

 

本書で扱っている「野の医者」は主にスピリチュアルなものばかりで、手技療法家はあまり出てこない(スピリチュアル足裏もみ師や神懸かりリンパマッサージ師は出てくる)。

 

 

著者は臨床心理学の研究者だから、「心の治療」という切り口で、肉体的なものをあまりターゲットにしていなかったのかもしれない。精神やエネルギーのみ対象にしている場合、肉体の変化を検査するセラピストは少ないから「プラシーボかな」という程度の体感のものも多いと思う。

 

 

本当は、スピリチュアルと言われる領域でやっているセラピストも、肉体的な検査ができた方が受け手も納得するし、本当に変わったかどうかがわかる。

 

 

冒頭に出てくるグシケン先生がしているリリース方法は何をしているかわかったので、やってみたらちゃんとリリースできた(エネルギー問題を解除でき、動体検査も変化した)。

 

 

著者は、フィールドワークしながら、自分が何のために調査しているかイマイチわかっていなかったが、クラインマンの『臨床人類学』や「相対化」といった材料を手がかりに、臨床心理学の無根拠性、神話性といったものを問い出し、「野の医者」のフィールドワークを深めていく。

 

 

そして、調査地の沖縄は何故ここまで「野の医者」が多いのか、何が「野の医者」を増やす装置になっているのか知りたいと思いながら、自分の就職先が決まらないのもあり怪しいヒーリングや占いにのめり込んでいく、、、

 

 

面白いポイントが幾つかあり、

①「野の医者」は自分が深く傷ついた経験がある。

②文化が治療を規定する。

③沖縄のシャーマニズムはブリコラージュ

 

 

①整体師鍼灸師なども、自分自身が死ぬ思いをして医の道を志したという人が多く、それは自分自身が病気や症状に悩む過程で、身体の仕組みや健康とは何かについて膨大な知識に触れたり、実践することから、似たような境遇の人の力になりたいと思う類型で、自分の症状や病気について細かく知っている人に見てもらえるとなったら受け手は安心する。

 

 

②アメリカではADHDと診断された子供はすぐ精神薬を処方されたり、改善プログラムに参加させられたりする。多動であることが、アメリカの文化では秩序を乱すことと考えられているため。

これが例えばブッシュマンなら授業中黙ってられない子供に戦士の勇敢さを感じ、獣を飼っている我が子の猛々しい姿をイメージして喜ぶかもしれない。

当たり前だけど、なるほどと思った。先進国とジャングルで施術する場合は、何が調和していて何が不調和か若干変動することになる。

 

③ブリコラージュはレヴィ=ストロースの用語で、あり合わせのもので間に合わせるやり方。沖縄はカミンチュやユタが活躍する文化かと思ったら、本州や海外で流行っているセラピーなどをごった混ぜにして沖縄の伝統と今風がミックスして機能しているらしい。

 

他に面白いポイントは沢山あるので、整体、鍼灸その他臨床家は読むと面白いと思います。

 

 

思うに、東京23区では5キロ平方以内にかなりの数の「野の医者」がいて、中にはかなり「独自な」野の医者が潜んでいると思うので、東京で同じようなフィールドワークをすると面白いことになるんじゃないかと思っています。

 

 

自由が丘、奥沢だけで、独自の怪しい整体をしている所は数ヵ所ありますね。

 

 

うちは怪しいだけではなくて、ちゃんと肉体から変化しますよ!

 

 

フィジカルでもなくスピリチュアルでもなく

個人的には、臨床の仕事に入った時からホールネス(全体性)を目指していました。

 

 

肉体にもスピリチュアルにも、一辺倒に偏ることで問題を見えなくするということはあらゆることにいえるでしょう。

 

 

エネルギー的な問題などが、肉体にどう影響しているかを感じさせることが出来なければ詐欺師と変わりません。

 

 

そして、物質的な世界に存在している限りは肉体が何より優先せられるもので、肉体をないがしろにしている人間がエネルギーを操作したりすることはできないと思っています。

 

 

からだを扱う仕事をしている人の間で「当てられる」「もらう」という状態になりがちな人は、身体的な感覚、操作が不十分なことが多いと感じます。

 

 

おそらく、古代の人たちというのは過酷な環境で生きる上で肉体は強く練り上げられ、危険を感じる身体感覚、皮膚感覚も繊細で、あらゆる物事を波動的に感じる力が強かった筈で、「フィジカル」「スピリチュアル」という以前に「ホールネス」だったと思います。

 

 

身体感覚を磨いていくことで、詐欺まがいのものを買うという危険性は低くなると思うので、最近特に施術ついでにからだで色々感じてもらうようにしています。

 

 

この感覚がなければ逆に、人や世間でいいと言われるもの、マーケティング戦略に乗って物やヴィジョンを選び、身体反応を考慮しない選択をしがちということになるでしょう。

潜在意識に降る

ヒトは外部からの刺激を意識的に遮断する時間が必要です。

 

 

特に情報過多な今の時代は、意識的に情報をシャットアウトする時間がないと、神経系統はオーバーヒートしかねません。

 

 

久しぶりに潜在意識の世界に降ってみました。

 

 

階段を降りてドアを開けた向こうは、ちょっとハイペースで散らかっていて、印象がまとまらない世界でした。

 

 

ちょっとオーバーヒート気味かもしれません。

 

 

一つずつ印象にフォーカスし、それぞれの在り様を追っていくと少しずつ片付いてきました。まだイメージが雑多でまとまらない様子だったので、しばらくの間整理整頓しに来ようと思います。

 

 

潜在意識の家に行くと、前よりも立派になった我が家がありました。門構えもしっかりしているし、玄関は清潔で、米も食料もしっかり蓄えられていて、台所は広めでした。トイレも余裕を感じさせる広さで、家は散らかっている印象もありません。

 

安心して戻ってきました。

 

 

今現在の不調和な部分を見つけ、過去の関連する出来事を遡って幼児期までケアしていくと、今清朝時代の印象に突き抜け、小さな街にいました。この共同体で起こるいきさつに対してケアを行うと、頭蓋から脊柱に沿って滞りがスーッと抜けました。

 

 

戻ってきたら一つ膜が剥がれて、すっきりした上にからだに力が戻っていました。

 

 

潜在意識の世界放置気味でしたねー

 

予防医療の必要性

新規の方は特に多いですが、

 

「こんなところがそんな状態だったんですね」

 

「こんなに自分の身体がおかしいとは思っていなかった」

 

という方はかなり多いです。

 

現代人は楽な生活で、身体に対する微細な感覚を失ってきているので身体についての自覚はかなり弱いと思います。

 

中には、

 

「これって、放っておくと危なかったんじゃないですか?」

 

と自分から言ってくる方もいます。

 

 

多分、現代人の8割は身体の防衛システムが麻痺していると思うので、不調が意識外で進行していても気付いていない人がほとんどです。

 

 

内科的な疾患が進行してから来る方は、調子を取り戻すまで時間がかかります。

 

 

みなさん「病院に行ってもよくなるわけじゃない」と言って来ますが、進行した不調を施術で取り戻すのもある程度集中してやる必要があります。

 

 

1回で楽になるだろうと思って来る方もいますが、長年蓄積してきた不調には時間のかかるものもあります。

 

 

それでも、病院で大金を使う羽目になるところが数万で済むならラッキーですね。

 

 

 

 

五元要素

マルタ島やシチリア島で泳いでいて、ふと「今年は水の属性を入れていかなければ」と思い、時間が空くと海に行くという夏休みの少年状態になっています。

 

 

最近は意識的に休みを入れるようになりました。

 

 

梅雨が上がったというのに最近雨が続くので、久しぶりにプールでも行こうと画策しています。

 

 

ぼくは人間が五元要素でできていると思っていて、海のいいのは水だけでなく太陽(火)も風も砂(土)も摂れるということです。

 

 

自分の中の属性に変動が起き、今までとちょっと違う感覚が出ていると感じます。

 

 

 

軟その法

白隠禅師‐健康法と逸話

直樹公彦

 

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先日、交感神経優位な方ばかり続いた後、自分も交感神経が緊張している感覚があり、ふと「軟その法」をやってみようかと思い、10分程空き時間にやったらだいぶ呼吸が整って落ち着き、からだが整いました。

 

 

「軟その法」は白隠和尚が禅をやりすぎて禅病になり、心身共に変調をきたした時、山で出会った白幽仙人から伝授されたというイメージ法です。

 

 

軟そとはバターのようなもので、この軟そを頭上にイメージし、それが溶けて流れ出て身体を覆って下に流れていき、眼や鼻から入り身体の中も満たしていくというものです。

 

 

 

自律神経や血圧を整えたり、からだの隅々までリラックスを巡らすのにいいでしょう。やり慣れていれば、精神的に不安定になりがちな時に強い武器になるでしょう。

 

 

 

しばらく空き時間にやろうと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ラコタ族の教え

聖なる木の下へ

阿部珠理

 

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ネイティヴアメリカン、ラコタ族の言葉に「ミタクエオヤシン」というのがあり、これは「自分と繋がる全てのもの」という意味だそうです。

 

 

人間が中心ではなく、全ての動植物が平等に繋がっているという、自然と調和した、ラコタ族の「輪」の思想を表したもので、自然の創造主ワカンタンカの意志を読み取って生きるというのがラコタ族の理想の生き方とのこと。

 

 

 

こんなレベルの高い世界観を持っているのがネイティヴアメリカンですから、「信仰の名のもとに先住民の地を開拓する正当性がある」という幼稚な考えばかりの入植者と上手くいくはずがありませんでした。

 

 

 

イギリスを追放された清教徒たちが入植してきて、ネイティヴアメリカンは彼らにトウモロコシやカボチャ、タバコの栽培、七面鳥などを伝えましたが、入植者たちは徐々にネイティヴアメリカンの土地を奪い、殺戮を繰り返しました。

 

 

 

祈祷師、呪術師などと訳されることもある「メディスンマン」は元々「ウィチャシャワカン」という言語で「聖なる人」を意味します。

 

 

「ワカン」は全てに宿る、人間の力を超えたエネルギーのようもので、日本の「カミ」という感覚に近いようです。

 

 

心因性の疾患を治す「ワピヤ」、紛失物など探す「ユイピ」など、メディスンマンの中にも種類があり、みな聖なるヴィジョンを視ることがきっかけです。

 

 

ヴィジョンをきっかけにシャーマンに覚醒するというのは、世界的によくみられる類型で、韓国やフィリピンは特にそういったタイプが大部分と聞きます。

 

 

沖縄のカミンチュ、ユタなども、憑いている霊がユタに関係するものでなければ、いくら修行してもカミンチュやユタにはなりきれないと聞きます。

 

 

メディスンマンの3日3晩の儀式で白血病が治ったり、メディスンマンの指定した川の水を飲み続けたら病院で見放された肺炎が完治したり、ヨーロッパにおける中流階級以上のかかりつけ精神科医のような役割ももっているようです。

 

 

「メディスンマンは聖人であってはいけない。普通の人間が人生で味わう浮き沈みを体験し、虫けらのように身を低くすることができ、ワシのように高く舞い上がることができなければならない。あばら家に住み、悪態をつき、卑猥な冗談にも興じる。白人の聖者のイメージとはかけ離れているが、そんなことはメディスンマンであることとはなんの関係もない。」

 

 

ぼくも、わかりやすい聖者のような、静謐な生活をしているシャーマンよりも、ぱっとみただのオヤジというようなシャーマンの方が力のある場合が多いと思っています。

 

 

一般の聖人像に沿ったシャーマンなんて、大衆の期待に応えているような、演技しているようなものでしょう。アル中寸前で、タバコもガンガン吸い、何でも食い、若い女が好きなシャーマンの力の方が間違いなくパワフルです(笑)

 

 

それでこそ「全てのものと繋がる」ことができるでしょう。「世間で良いとされるもの」とだけ繋がっていては創造者の力の半分も使えないでしょう。

 

 

 

ぼくも世間の基準にとらわれることなく高く飛翔する施術者でありたいですね。

 

 

 

 

 

 

大腿四頭筋か大腰筋か

RAIZIN観た方いますか?

 

那須川天心と紀左衛門の試合ですが、紀左衛門が大腿部で動いているのに対し、那須川天心は完全に大腰筋で動けていて、体幹がぶれずに軸がしっかりしていましたね。

 

 

大腿部で動くと、大腰筋で動いている方からするとタイミングが読みやすいと思います。大腿部で動くと、動作の度に「居着き」が生まれるからです。

 

 

大腰筋で動く方はいわば「持続的」な動きの中にあるので、大腿部主体の方からすると読みにくいでしょう。大腿部主体の動作は「断続的」といえます。

 

 

那須川天心の他の試合を観ても、間に入るのが本当に上手く、相手は何でこんな上手くタイミングを掴めるんだろうと感じると思います。

 

 

那須川天心の空手の型はちらっと見ましたが、連動性のある、全身繋がった型でした。小さい頃から上手く型を修練することで大腰筋の使い方をものにしていたのかもしれません。

 

 

大腿部主体で動くか、大腰筋で動くかは体捌きに天と地程の差を作ると思います。無意識に使えている人は稀だと感じます。やはり、武術的な鍛錬が必要になるでしょう。

 

 

 

謎の生命体

超微小知性体ソマチッドの衝撃

上部一馬

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生物学では最小のユニットは細胞だということになっています。

 

 

ソマチッドは、フランスの生物学者ガストン・ネサンがソマトスコープという、3万倍の倍率で生きた対象を観ることができる顕微鏡で発見した生命体とされています。

 

 

不健康になるとソマチッドの形態に異常がみられ、ネガティヴな感情が体内に蓄積されているとケイ素で身を包み防御したり、尿などで体外に避難する。200度以上の熱でも放射線や抗生物質でもダメージを受けず、寿命は数億年だとのこと。

 

 

ソマチッドはどこから来て、ヒトが死んだあとどこに行くかなど謎とされ、何をエネルギーにして動いているかわかっていません。

 

 

また、ソマチッドはDNAの前駆物質であるとされ、遺伝情報を持っているようです。

 

 

白いウサギと黒いウサギのソマチッドを取り出し入れ替えたところ、どちらのウサギの毛も灰色になった実験から判明しました。

 

 

発見者のガストン・ネサンは、ソマチッドが健康体と病人のソマチッドの形態を確認し、ソマチッドの状態を調べることで癌発病18か月前に予測できるようになったということ。

 

 

ソマチッドは病気になる前にバクテリア形態に変化することが確認され、それによりリウマチや癌の発病を予測できたのです。

 

 

ガストン・ネサンは微量元素18種とミネラル塩、アジアに生育するクスノキの樹液を配合した免疫強勢剤「714X」を開発し、癌患者1000人にリンパ注射したところ、半数が3週間で完治し、4分の1に緩和や延命効果がみられ、75%の有効性が認められました。

 

が、ネサンは医師免許を更新していなかったため、薬事法と医師法に問われ、フランス医師会は国外追放という処置を下しました。

 

 

追放先のカナダでもネサンはカナダの医師会と製薬会社に弾圧され、一人患者が亡くなったのをきっかけに殺人罪で起訴されました。

 

 

有能な医師や「714x」で救われた患者の支援で終身刑を免れ自由になったネサンですが、「714x」は「あらゆる処置を施してなすすべないがん患者にのみ使用許可する」という状況で、アメリカでは代替医療薬として認可され、自由診察で使われているとのこと。

 

 

 

ソマチッドは従来の科学的パラダイムでは不思議としかいいようのない物質なので、量子論やスピリチュアルと一緒に取り上げられる機会が増え、それがちょっと怪しいものにしていると思いますが、この本は過去世リーディングやヒーリングに章を割いてどっぷり無批判にスピリチュアルなテイストになっていて、、ヒカルランド仕様ですかね。

 

 

 

スピリチュアル好きには入りやすいのかもしれませんが、他にも数冊ちゃんとした?ソマチッドの本も出ているので、そちらも合わせて読むといいでしょう!

 

 

 

悪、邪、魔一緒くたに頂きます

邪気よさらば

若山敏弘

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昨日届いた本ですが、中々面白くて一気に読みました。

 

 

この手の本が好きな方は特に中々楽しめる内容で、著者の力量を感じると思います。

 

 

「邪」についてですが、「邪」というものを対象にしている場合、「邪」の概念をはっきりさせる必要があると思っています。

 

 

「邪」についてどう設定しているかで、術者の疲労や施術の効力は変動していくと思います。

 

 

邪を極端に自分と離れたものとして設定する場合、自分が弱っている場合に自分の設定でやられることがあるかもしれませんね。

 

 

中医学では六淫邪気といった、邪についてはっきり定義があって、この本の著者も、

1 外的要因から来る風、熱、湿、燥

2 細菌やウイルス

3 不安や妬み、恐怖などの感情エネルギーによる停滞

4 エネルギー体の悩み、苦しみによる停滞

 

という風に分けて考えています。

 

著者自身、密教行者が動けない子を一発で動かしたドキュメンタリーを観てから、家や治療院を売って台湾に渡り治療法を模索したり、威力のある整体法を探究したようですが、邪についての設定がなかったために自身が不調に陥ったようです。

 

 

本書には邪についての対処法が色々出てきますが、個人的には鍛錬法とその理論が面白く、取り入れてみようと思いました。

 

 

特に、A10神経、脳幹から前頭葉のルートについて書かれている本というのは初めて見ました。