自然への態度

関西の台風被害に北海道の地震に、今年は異常気象も尋常じゃないですね、確実に言えるのは、人類はテクノロジーと自然に対する態度をどうするかの岐路に立たされているということです。テクノロジーが自然を改変していくものである限り、人類は地球上から不要のものとして抹消されると思います。原子力というものに到達したのも、自然の仕組みとして必然だと思いますが、それを抑制する陰のバランスを持たなければ原子力を扱っているとは言えません。

 

 

そして今また日本は原子力発電を再開しようとしています。福島原発の地球に与えたダメージからして、地球からするとたまったものではないですね。

 

 

テクノロジーでこの身体というものを改変していく方向にシフトし、自然の中での人類の位置付け、自然を補完するという仕事に戻ることが次のステップです。

 

 

そのための第一歩としての医療革命ですが、、早くピーターティールにぼくの構想を送らなければなりません。シリコンバレーのトップたちですら、テクノロジーを超えるという発想を持っていないので、このままではテクノロジーを超える段階の手前の、テクノロジーの極地に進む前に人類は終わりそうです。

 

 

バリ人は自然と融和し、自然に祈るということの重要性を深く再認識し、そこから着想を得ました。日本人は自然への祈りを思い出さなければならない時期にあると思っています。

 

 

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インドネシア感覚

インドネシアに来ています。

 

 

バリ島、特にウブドは人の想いの力が働きやすい空間になっていると感じました。

 

 

バリ島では、朝と夕方にその家の女性が神に捧げ物をして線香で祈りを捧げるということを毎日します。

 

 

日本では神棚がある家は水をあげたり拝んだりすると思いますが、バリではヒンドゥー教の家全てがやっているでしょう。

 

 

バリは9割以上がヒンドゥー教ですが、ぼくの感触だと、ヒンドゥーの神にというよりも精霊、自然に捧げているような感覚です。

 

 

バリでは外国人とは宗教や政治の話はタブーということですが、ぼくは積極的にそういった話題をします(笑)

 

 

そうすると現地の人はみなそういった話が好きなようで、共通して、自分たちは自然の一部で、精霊や自然によって生かされているんだという話をします。

 

 

ヒンドゥーやイスラムの戒律に縛られずに、インドネシア人は牛も豚も食べるというのは、根底には宗教よりも信じているものがあるんだという感覚を感じます。

 

 

神道や道教についての詳しい知識を持っているタクシードライバーもいて、神道も道教も元々は精霊や自然に祈るだろう、バリニーズも同じだということを言っていました。

 

 

インドネシアではイスラム教が多いですが、インドネシア人の根底にはヒンドゥー、イスラムに関わらず精霊崇拝が強いようです。

 

 

この精霊崇拝の感覚は日本人が元々持っている感覚に近いと思います。

 

 

沖縄や九州辺りはインドネシア周辺の島々から渡ってきた人たちに起源があるという説もあるので、日本人の古層にインドネシア辺りとの繋がりを見ることができるかもしれません。

 

 

ただ、インドネシア人はやたら黒魔術や憑依を怖がります(笑)

 

 

ぼくの呪術師巡りに付き合ってくれたチャーターはぼくが肉体以外もみるセラピストだというと、そう言った影響がないかみてくれと言われて、実際みてみました。何もありませんでしたが、、

 

 

バリニーズの祈りにより、交通量の多い空間でも聖化されていると感じました。祈りの強い空間では、自分の意識の古層の部分が触発されて、閃くような感覚があります。グルジエフでいうと数千年単位で風化しない水素数H12が空気に多く含まれているということでしょう。

 

 

今日はスンダ族の街、バンドゥーンに来ています。

 

 

スンダ族はパジャジャラン王国の末裔と言われ、山岳部に住んでいるため色の白い人もちらほら見かけ、バリよりはうんと日本人よりの顔が増えます。

 

 

交通量がかなり多く、外国人はほとんど見かけません。観光地のバリと比べると食べ物の値段が半分以下になり、屋台が一気に増えますね。麺類が旨く、タイより調味料が少なくヘルシーです。ラーメン一食200円というところですね。

 

 

インドネシアは日本と同じ地震大国で、火山大国であるので、山に関する伝説が沢山あるようです。バリではバトゥール山に行きましたが、歩いていて疲れないエネルギッシュな山でした。バリで一番のアグン山は火山活動が活発なため、今は登れないということでしたが、登るのは中々きついようですね。

 

 

明日はバンドゥーンの山をまた一つ登ろうと思っています。

 

 

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ベロボディアの輪

https://www.amazon.co.jp/ベロボディアの輪―シベリア・シャーマンの智慧-オルガ-カリティディ/dp/4047912719/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1534946981&sr=8-1&keywords=ベロボディア

 

この本に書いてあることは一部をのぞいて実話だという。驚くべき話が次々出て来て、早く先を読みたいと同時に読んでしまうのが勿体無いと感じる本。著者の処女作とのことで、他の著作も読んでみたいが、翻訳がないようで、英語でもいいから読んでみたい。

 

ベロボディアとはチベットやインドでいるシャンバラ、シャングリラとほぼ同義で、チベットやインド、ペルシャ、ケルトなども元を辿るとアルタイの古層に行き着くと書かれている。日本語の起源、日本人の起源をアルタイ周辺に求める研究者もいる。

 

アルタイ山からは30万年前に人類が生活していた形跡が見つかっているが、ほとんど痕跡が出てこないのは、石や金属に記録を残さずに草木などに残していたためではないかとされる。

 

精神科医である著者はシベリアの僻地まで赴き、シャーマンとの交流により、全ての人の中にあり、「魂の双子」が待機している内なる宇宙の源泉である「精霊の泉」を訪れる体験をする。

 

「精霊の泉」は誰でも持っている内なる空間だが、意識が外側へ向かい物理的な欲求で限定されるに従い消滅する。「精霊の泉」はドランヴァロのハートの空間、道教の関落陰などと共通するところもありながら、どれとも違う。

 

一連の強烈な体験から、全ての出会い、記憶がそこに肉付けされていく。

 

叔父の死によりカム(シャーマンのこと)の力を継承した精神病患者、「精霊の泉」へ導いた老婆のカム、音楽で奇跡を起こす治療師(ヒーラー)、多方向から意識や時間の秘密に迫っている量子力学の権威ある研究者、アルタイ山の狩りでワンネスの体験をした同僚、、

 

準備された出会いにより、著者は意識、時間の核心に迫っていくと共に「魂の双子」である治療師(ヒーラー)の力を借りることで、精神科医として奇跡的な治癒を起こしていく。

 

シベリアのシャーマンには力の血脈があり、それぞれの血脈は一つの力を代々継承していくようで、「天のシャーマン」について触れられていたが、他にも地水火風の血脈などがあるのかもしれない。なりたてのカムが「精霊憑き」になり一晩中山の中を走らされる場面があり、これはカム見習いがみな通るイニシエーションとして説明されている。

著者は精神科医だが、こういった世界に愛を踏み入れる経験が、精神的な正常と異常を区別することの不可能性に入り込む。

 

モーゼなんかは何かシャーマンの血脈に属していたのか不明だが、神の声が聞こえるといって民を導くというのは今だったら精神病棟入れだろう。

 

 

例えばカスタネダを読んでいると、現生人類の思考形態とそれによってできた産物は、元々人類が持っている意識の源泉からみると一つの流れで、ほんの一部に過ぎないと感じることがあり、シャーマンの持つ思考形態は別の流れを示唆するものではないかと考えていたら、本書ではそのこと自体に触れていた。

 

これが原因でこれが結果として出て来るという因果で思考するほとんどの人類にとっては、シャーマンの思考形態は脈絡なく、一見何も連続性がないと感じられる。

 

しかし心の病の治癒場面を読むと、外部から100働きかけるより1自ら気付きを得ることの方がラディカルな変容をもたらす場合があると改めて感じる。

 

 

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シャーマニズムの役割

https://www.amazon.co.jp/シャーマニズム-「知の再発見」双書162-シャルル・ステパノフ/dp/4422212222/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1534642845&sr=1-2&keywords=シャーマニズム

 

この本では貴重な北アジア、中央アジアのシャーマンの写真で構成されている。

 

この辺りの、イスラムの要素と入り混じったシャーマニズムにすごく興味があり、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタンあたりは実際に行って見て回りたい。

 

「シャーマン」という言葉自体がエヴァンキ族の「サマン」(動く人、飛び跳ねる人、踊る人)から来ているように(その後ロシア語に取り入れられ、17世紀にフランス語に導入)、北アジア、中央アジアはシャーマンの本場と言えるかもしれない。

 

シャーマンは治療師であり、占い師であり、目に見えない世界との仲介者の役割をもつ。

 

 

最近の研究では人類アフリカ起源よりも、南米にアフリカ起源と同時代の痕跡が見つかるのと、北上につれ年代が新しくなることから、同時期に南米で人類が起こったという説が有力になっている。ネイティヴアメリカンのある部族も「我々はインカから来た」という伝承が残っていて、南米からアメリカ大陸に渡り、アラスカを通って北アジア、中央アジアに定着したというルートを考えるのが可能になる。

そうすると、古いシャーマンの形態は南米に遡ることができるかもしれない。

 

 

 

序文の中沢新一の序文が良くて、エリアーデのユング的な探求「原型」を求めるシャーマニズム理解、ニューエイジ的「トランス」「エクスタシー」シャーマニズム理解から、「意味の源泉」であり「エコロジー的技術」としてのシャーマニズム理解へという道筋が示されている。

 

https://www.amazon.co.jp/シャーマニズム-上-ちくま学芸文庫-M-エリアーデ/dp/4480088377/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1534642845&sr=1-1&keywords=シャーマニズム

 

巻末の方で引用されている人類学者、ロベルト.アマヨンはまさに「トランス」「エクスタシー」でシャーマニズムを理解することを批判している。シャーマンにみられるのは「トランス」や「エクスタシー」といった精神状態ではなく、精霊と交流している状態かどうかが基準であるとしている。あらゆる文化のシャーマニズム体系は、その風土や習俗と切り離して独立しては存在しないので、個人の深層意識を探ることに重点を置いたニューエイジ的なシャーマニズム探求は初期設定に間違いがあった可能性もある。

「忘我」や「脱自」にはまり込むのではなく、その土地や自然、それに関する存在と対話していくことにシャーマニズムの本質があるとすれば、シャーマニズムの価値はこれからもっと認められていく可能性があると思う。

 

https://www.amazon.co.jp/シャーマンズボディ―心身の健康・人間関係・コミュニティを変容させる新しいシャーマニズム-アーノルド-ミンデル/dp/4434012827/ref=sr_1_8?s=books&ie=UTF8&qid=1534642845&sr=1-8&keywords=シャーマニズム

 

実際に、南米のシャーマンでも習熟したシャーマンがもしも儀礼の際に幻覚剤に頼っているなら、そのシャーマンは凡庸なシャーマンとみなされる。

 

https://www.amazon.co.jp/分離したリアリティ-新装版-カルロス・カスタネダ/dp/4778313054/ref=sr_1_4?s=books&ie=UTF8&qid=1534692334&sr=1-4&keywords=カスタネダ

 

北アジア、中央アジアのシャーマンは世襲制が普通で、大抵は生まれるときにシャーマンの印があり、それは指が6本だとか、出っ歯だとか、足の骨が隆起しているとか特徴があり、意識がせん妄になり森に逃亡したり、精霊にシャーマンになるように誘導され、拒むと不治の病に苦しめられたり、家族に災難が襲いかかるという行程を踏む。

 

 

北アジア、中央アジアのシャーマンにはそれぞれ専門分野のある補助霊がつき、シャーマンの中には軍団や一部族と言えるほどの「補助霊談」を擁するシャーマンもいる。あるシャーマンは、7つのトサカに3つ目で赤毛の女の子の補助霊がついていて、それは天井における彼の妻だという。狩猟文化では精霊と結婚することに高い価値が認められ、これはそれを示していると思われる。

 

 

補助霊はネイティヴアメリカンだと似たような概念として「パワーアニマル」があるが、これは部族間(家族間?)でつく動物が違い、一つのパワーアニマル以上がつくということはなかったはず。陰陽師の式神が概念的には補助霊にかなり近いかもしれない。式神もそれぞれの役割を持っていて、沢山の式神を使役する陰陽師がいる。

 

 

北アジアではシャーマンがかなり強い権力を持った地域も多く、そういった地域ではシャーマンの持ち物に凡人が触れると罰せられたり祟られるということがあった。一方で凡人とシャーマンの境界が曖昧な地域があり、そういった地域ではそれぞれの家に儀式用の太鼓が置いてあり、身内に病人が出たりすると必要性に駆られてシャーマンではない凡人が治療能力を使ったり、太鼓の叩き方を知らない凡人が太鼓を叩き、その能力はどこかに去っていくという。

 

 

こういった凡人とシャーマンの境界が曖昧な地域では、ソ連時代に入るとシャーマンの役割が消滅したという。

 

 

ソ連時代はシャーマンは反革命的とされ、海外の研究家もフィールドワークを禁止され、国内ではシャーマンが弾圧された歴史がある。ソ連崩壊とともにシャーマンは自由になり、復興運動の動きが出て来ているという。

 

 

日本ではこれからもっと自然、土地と対話できる存在者が注目されると思う。そういった存在は表に出なくなり、失われつつあるから。

 

 

精霊との対話は即興で行われる演劇と言えるようなものだが、今の日本の実情には合わなくなって来ていて、舞踏や絵画などの媒体で自然、土地と対話してそれを表すというものの方が今の日本には馴染むかもしれない。

 

 

ただ、シャーマンの役割というのは共同体に動きを与えることだから、今の日本にシャーマン的存在はますます必要になっていると感じる。

 

 

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感染症の歴史

https://www.amazon.co.jp/感染症の世界史-角川ソフィア文庫-石-弘之/dp/404400367X/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1534510678&sr=8-2&keywords=感染症の歴史

 

 

映画『アウトブレイク』の中のアフリカ呪術師の言葉

 

「本来人が近づくべきではない場所で人が木々を切り倒したため、目覚めた神々が怒って罰を与えた」

 

新興感染症(エマージング感染症)は動物由来のウイルスや細菌に由来するものが多い。

 

環境破壊の結果、野生生物が人の生活圏に出てきたことが新興感染症を増やしたのと、交通の発達によりウイルスや細菌が地球上を容易に移動できるようになった。

 

 

例えば、エボラ出血熱は森林を破壊したことによりコウモリが人里に降りてきて果実を食べ、その果実を食べてエボラ出血熱に感染した野生動物を人間が食べたことによる。

 

https://www.amazon.co.jp/感染地図―歴史を変えた未知の病原体-スティーヴン・ジョンソン/dp/4309252184/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1534510503&sr=8-2&keywords=感染病%E3%80%80歴史

 

自然と切り離され、自然の声を聞けなくなった人間が人類を苦しめることになる。元々人類も自然の一部だから、その大元の声聞けなくなったということだから。

 

青カビから作られるペニシリンは20世紀最大の発明と言われ、感染症に対して人類が勝利したかに見えたのはつかの間、細菌はそもそも耐性を得たものが生き残り増殖するため、ペニシリンは効かなくなる。細菌は抗生物質を無力化する酵素を作り、自らの遺伝子構造を変える。

 

 

ちなみにペニシリンが登場するまでは梅毒患者をマラリアに感染させ、高熱で病原体を死滅させるということをしていた(個人的にこれは高熱が有効な病気に罹患した時にやってみたい、、)。

 

 

ヒトと微生物の世代交代と変異スピードを比べると、圧倒的に微生物に軍パイが上がる。大腸菌は条件さえ良ければ20分に一度分裂する。

 

 

ウイルスの進化速度は人の50万〜100万倍になる。現生人類の歴史はせいぜい20万年に対し、微生物は40億年生き抜いてきた。

 

 

ウイルスは細菌は外部環境にいち早く適応するように性質を変えていく。エボラ出血熱は感染した人や動物の体液に接触しなければ感染しないとされていたが、アメリカで感染者の看護に当たっていた看護師は厳重な防護服を着ていたにも関わらず発病。空気感染可能な性質に変異した可能性がある。

 

 

ペストも元々はノミの吸血によってしか感染しない腺ペストから、空気感染する肺ペストに変異した。

 

 

エボラ出血熱は終息したが、今のところ最も効果があったのではないかというのが、富山化学工業が開発した抗インフルエンザ薬のアガビンだった。

https://www.amazon.co.jp/人類と感染症の歴史-加藤-茂孝/dp/4621086359/ref=pd_sim_14_2?_encoding=UTF8&pd_rd_i=4621086359&pd_rd_r=c743714e-a21c-11e8-8a4b-c3a88bb3548b&pd_rd_w=okd2N&pd_rd_wg=wc4Bf&pf_rd_i=desktop-dp-sims&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_p=053a78c4-e34f-47d4-9426-4d23f47a211d&pf_rd_r=YCDWCMVFNTMCGDMKG278&pf_rd_s=desktop-dp-sims&pf_rd_t=40701&psc=1&refRID=YCDWCMVFNTMCGDMKG278

 

マラリアは明治から昭和初期にかけて北海道から沖縄までみられ、記録があるだけで17000万人罹患したうち3000人が死亡したが、DDTなど殺虫剤の普及で圧倒的に現象。日本ではみられなくなったが、東南アジアやインド周辺ではまだまだみられる。DDTが効かない?

 

 

とりあえず、抗生物質で細菌やウイルスを何とかしようという発想は20世紀的な発想で、もっと賢い方法をとった方がいいでしょう。

 

 

抗生物質は日本の場合、医療用が7割、3割が家畜に使われている。

 

 

家畜は過密状態で飼われているため、病気が発生すると被害が甚大になる。

 

そのため、飼料に成長促進剤とともに抗生物質、抗ウイルス剤が入れられる。

 

 

乳房炎症予防のために飼料に抗生物質を入れたのが原因でO-157が発生し、WHOは97年に抗生物質の飼料添加禁止を勧告。2000年に家畜用抗生物質全てを使用禁止。EUはそれを受けて禁止したが、日本、アメリカ、中国といった国は使い続けている。

 

抗生物質をで常在菌が死ぬことで急に太りだすことが確認されていて、アメリカ人の肥満急増は糖質、脂質の過剰摂取だけでなく抗生物質が関与しているという研究者もいる。アメリカでは医療用抗生物質と家畜用抗生物質の使用が半々になっている。

 

 

細菌、ミイラの研究からわかったことは、8000~1400年前のミイラの常在菌はアフリカ農村部の人たちのものと似ているが、都市部の現代人とは大きく違い、薬品や食事が常在菌を大きく変じてしまったとみられる。

 

 

環境の変化が大元で感染症を始めとする病気が増え、食事や薬品で常在菌が変異し免疫能力が低下している現代人に必要なのは、免疫能力を正常に保つことですが、それに最低限必要なのは抗生物質や成長促進剤を始めとする化学物質を口に入れないことですね。

 

 

自然環境はどうしても一緒に考えなければなりません。

 

 

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視えない世界のルールと加持力

視えない世界のルールを説明するものの一つとして

「形態形成場」

というものがあります。

 

人の想いは物質的な層においても、想いの入った作り物は劣化しづらいということがありますが、これは人の想いを媒介に物質に影響するものがあると説明できると思います。

 

視えない世界ではより直接的に?想いが影響します。

 

よく神社を例にするのですが、歴史があり、いい神社といわれている所は、まずは地磁気が安定した場所だったり、地の気が安定した場所だったり、それなりに摂理に則った場所が選ばれ、そこに力があるとされる神が勧請されます。そのためにそこへ参拝する人たちが安定した人たちだったり、持っている情報が問題だらけの人たちが行ってもその神社の場はあまり影響を受けずに済みます。

 

 

あまり場所も考えられずに造られた神社は災害ですぐに流されてしまったりダメージを負ったりします。そこに関係する人たちや参拝者の影響をもろに受けてしまうことになります。摂理に則っていないと脆いということですね。

 

 

視えない次元を扱う場合、例えばチベットではオンマニペメフンやパドマサンヴァバのマントラを唱え続けることで加持力を上げ、視えない世界の方便(そうなっているというルール)を動かすことができ、一切衆生を救うことができるとされています。

 

 

先達たちの導きに従って加持力を積むことで、摂理から外れずに視えない世界のルールを使ったり更新したりということができるでしょう。

 

 

加持力が充分な人間は、想いにより物質を直接変えてしまうような力を発揮することができ、自然をコントロールするようなことも可能だと思います。

 

 

加持力が足りていなかったり、摂理から外れ過ぎたルールを採用しようとすると、自分の領分以上のことをすることになるので何らかの形で障りを受けることになってしまいます。

 

 

身体を扱う場合、こういったことがあるかもしれないと思い思いついてやってみるとできたりするんですが、どっと疲れたりその後に何だかよくない巡りになることがあります。

 

 

その場合、何らか摂理に抵触しているか、加持力が不足しているかをチェックし、その方法は使わないことにしています。

 

 

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放射線量の今

https://ramap.jmc.or.jp/map/#lat=36.872430309743216&lon=140.1580145797771&z=7&b=std&t=air&s=0,0,0,0&c=20171116_dr

 

 

これを見ると福島の一部はまだ放射能量が多いなと思います。

 

 

九州の原発だけで電気の供給量は足りているようですが、六ヶ所の原発も再稼働しようとしているようです。

 

 

原子力はまだしっかりした処理法も確立されていないので人類が扱える段階にはないと思いますが、色々な利害関係でお金が動きますからね。

 

 

放射能は今どうなってる? 2018年 太平洋汚染状況

 

最近、セシウムやストロンチウムがよく反応する方が多く、反応する方には気になって

 

「魚介類はよく食べますか?」

 

と聞いていたんですが、皆さん該当していました、、

 

大型魚ほど生物濃縮で有害物質を溜め込みますから、マグロ、カツオ、ブリあたり注意です。大型魚の放射線量を調べて見ると面白いかもしれません。

 

 

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仕事内容

メルマガから抜粋

 

うちを利用して長い方は理解していると思いますが、まだ日の浅い方々にはぼくの仕事が理解できないと思うので説明しておこうと思います。

 

ぼくの仕事は人体の機能、構造を正常化するということです。

 

 

人体の機能、構造が問題なければ症状は出なくなります。
例えば、肺、心臓を納めている縦隔は硬い組織で、生化学的な問題が出やすいところですが、縦隔に柔軟性がなくなり動きがなくなると当然心臓や肺の動きも悪くなり、排液も悪くなり、色んな症状が出やすくなります。

 

 

この場合、心臓や肺の症状にフォーカスして施術してもあまり効果が出ません。縦隔の機能、構造に問題があるからです。

 

 

西洋医学(アロパシー)では症状にフォーカスして対処します。アロパシーは対症療法だからです。

 

 

ぼくの基本的な立場、西洋医学(オステオパシー)は症状は放って置いて、徹底して機能、構造をみていきます。(こういうと、「え、西洋医学なの?」と初めて理解した方が多そうですねw
考えとしては西洋医学(オステオパシー)を採用していて、東洋医学の見立ても参考にはします。使えて身体がきちんと変化するものは何でも使うようにしています。西洋医学の解剖学、生理学、病理学は誰とでも共有できるのがいいところです。)

 

 

対症療法はいわば繁殖能力の高い害虫を相手に、次々生まれてくる虫を相手にするようなものです。

 

機能、構造を問題にする立場は、害虫を次々生んでいる親玉を探し、叩こうとする立場です。

 

どちらが非効率で、どちらが効率的かはわかると思いますが、、

 

結果的に、長い目でみても機能、構造を徹底して問題にする方が効率がいいです。

 

 

慢性的な症状ほどすぐには変化が出ませんが、定期的にみている方ほど

 

「そういえばあの痛みが最近なくなった」

 

という方が多く、再び症状が出づらくなります。

 

ただ、何がそもそもの原因なのかピンポイントで特定できないことはあります。人体は本当に奥が深いですから。毎日発見ですね!

 

 

 

【治癒に関して】

 

治癒に関しては、痛みに捉われない方ほど効果が出やすいというのもあります。

 

痛みというのは留まるエネルギーで、「そこにいたいから痛い」という性質を持っています。

 

だから、気にすれば気にするほどそこに対する意識の強度を上げることになり、痛みを助長することになります。

 

苦手な人ほどよく会ってしまうという経験のある方はいると思いますが、苦手なものに対する意識の強度の持続性は非常に強いためこういった現象が起こります。

 

結婚なども同じで、「結婚したい、結婚できない」と思う人は、「結婚できない」ということに対して強力な意識の持続性を与えてしまうため「結婚できない」現実を意識で強化してしまいます。

 

これは、意識が強まれば強まるほど自然体でなくなるということもありますが、、

 

実際に、(そういえば最近結婚がどうとか言わなくなったな)と思っていた方ほどいきなり結婚したりするのは面白いですね。

 

痛みも同じで、「膝の痛み言わなくなりましたね」というと「膝なんか痛かったっけ?」というような方は症状が長引かないです。

 

 

余計なこだわりを持たない方が身体は楽に生きられるというのはありますね。

 

 

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日々の稽古

稽古を集中的に再開していて思うのは、技が効くか効かないかは色々な要因が絡みますが、手の内がビシッと決まるかどうかに集約される部分が大きいと感じます。

 

 

施術の効果で個人差が出るのも、ここに集約される部分が大きいと思います。

 

 

 

手が固まってしまい、細かく自由に手を操作することができないと、受け手との連動が上手くいかず、効果を出すことができません。

 

 

手というのは色々な秘密があると感じます。達人は、腕を握るだけで相手を固めてしまったり操作することもできるんですが、これは身体ができて手の内がしっかりしているためだと思います。

 

 

ぼくはとりあえず、基本的な技が門下生全員にしっかりかかるまで次に進まないように身体を作り、技のキレを充分に磨きたいと思います。

 

 

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合気と魂

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いつもはうーん怪しいな〜と思いながら読んでる著者の本ですが、今回のは参考になりました。

 

 

一番面白かった話としては、大東流合気柔術は武田怱角が西郷頼母から会津藩の御留技になっていた御式内という武術から創ったという話なんですが、この西郷頼母は武士ではなく神主で、陰陽師だったとのこと。つまり陰陽師の体系に含まれていた武術だったということが書いてありました。

 

 

ということは、ぼくは陰陽師絡みの「武」術を日々せっせと習いに行っていることになります。

 

 

保江氏の先祖は赤穂藩の陰陽師の棟梁で、当時江戸の陰陽師よりも赤穂の陰陽師の勢力が勝っていたことに危機を感じた幕府は、赤穂藩の陰陽師を抹殺しようとしたということがあったようです。

 

 

保江氏の先祖は眞殿といったらしいですが、隠密に追われて名前を変え、違う地域に移り住んだといいます。

 

 

たまたま播磨の陰陽師と対談することになり、大東流が陰陽師の体系から来ているということを聞いたようです。

 

 

四方投げや小手返しなども御式内の中にはあるようで、大東流に伝わっていないのが音霊の部分ということで、御式内には元々四方投げで相手を崩すときはこの音、投げる時はこの音というのがあったとのこと。

 

 

保江氏が対談した陰陽師は九州でこの御式内を教えているようです。合気はその中にあるのかどうか謎ですが、、

 

 

大東流は陰陽師の元締めだった清和天皇の流れの源義光が戦場の死体を解剖して創り上げた武術が起源という話なので、そんな外れた話ではないと思いました。

 

 

身体操作としては、肩を固めないためにへそのラインで腕立て伏せをする、骨と骨を接触して技をかけるという話が参考になりました。

 

 

また、合気と透明な力は一緒にされがちなんですが、合気は「身体に働いている相手の安定維持装置を切る」、透明な力は「相手の体に浸透するぶつからない力」で、佐川幸義はまず合気で崩し、透明な力で吹き飛ばしていたということ。

 

 

保江氏が合気を集中的に体得したきっかけは、保江氏の教えている学校にオーラの視える生徒がいて、その生徒がオーラ(というより魂)の動きを視て、「それだとかからない」「(相手の)首までしかオーラが入っていない」「足まで入っているからかかります」などとコーチすることで感覚を掴んだ。

 

 

その結果わかったのが、「後頭部をもぞもぞ動かすことで合気がかかる」ということ。なんとも変わった話ではありますが、試してみようと思います。

 

 

他にも色々興味深い話が書いてあり、買いですね。

 

 

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