自然法則

一芸に通ずれば百芸に通ずると言いますが、これは仕事や生活の経験によって自然法則を掴んだかどうかということだと思います。

 

 

自然法則を掴むことができれば、それはどんな分野にも応用することができ、金融でも政治でも、職人でも武術家でも、全てにおいて「コツ」を掴むことになります。

 

 

逆に、全てにおいて自然法則に逆行したことをしていると、自然から弾かれる方向に自ら進んでいることになるので、全てが上手くいかなくなります。

 

 

この世界の全ての事象は自然法則に支配されていますから。

メンテナンス③

当方利用者はメンテナンスの方も多く、メンテナンスの方は3週間に1回、月1で来る方が多いのですが、自分の調子が落ちてきているなという時に感じられる方が多いです。

 

 

癌や脳卒中などをやった方の多くは、自分の不調を感じにくい方が多く、このタイプの方には自分のペースで来てくださいということは少なく、この位のペースでみましょうということを言います。

 

 

実際に、癌をやったことがある方が自分のペースでしばらく来なくなると、またかなり厄介なことになっていたりしたことがあり、このペースでみれないと責任は持てませんと伝えることもあります。

 

 

極端に神経質になる必要はありませんが、癌や脳卒中をやったことがある方は、なんだか調子が悪い、不調が続くという時にすぐ対処した方がいいです。

 

 

不調が続くと、悪い状態に留まる力が強くなってきます。それが長く続くと、身体を初期化する際も労力がかかり、中々元の状態に戻し辛くなってきます。

 

自然はシンプル、人間は複雑

どんなことでも、洗練されたものや完成されたものは非常にシンプルなものです。

 

逆に、荒削りなものや本質から外れたものは複雑で回りくどいものが多いです。

 

本物を見分ける時はいつもシンプルかどうかを基準にするようにしています。

 

そういった意味では、一般的な手技オステオパシーは細かく見過ぎる所があります。

 

細かく見過ぎると本質からは外れていきます。

 

手技オステオパシーで身に付けた感覚や、解剖学的なものの見方は貴重なものですが、手技オステオパシーを修練している過程で「これを極めてたとしても、自分が考えている限界を超えた領域にいくのは難しいな」と感じていました。

 

オステオパシーは本当に細かく身体を見て、包括的に身体を見るのですが、発想の限界を感じます。

 

いくら細かく触診できるようになっても、解剖学的に身体に精通しても、身体を楽にすることとは全く違うことだったりします。

 

ぼくが今やっていることは、そういった発想の限界を軽々と超えていくものです。

 

それは、自然界のものが人間界にたまたま出現しちゃった、位発想が全然違います。

 

後遺症に有効なもの②

これは後遺症に限らず、身体の不具合全般に言えることかもしれませんが、問題のある部位に対して意識の強度を強めすぎてしまうということがあります。

 

 

腕が挙がらなかったり、思うように歩けなかったりして施術を受けに来られる方が多いですが、共通しているのは動かない部位を強く意識して動かそうとすることです。

 

 

これはある意味当たり前のことなんですが、しかし動かそうとすればするほど動かない現実をつくるという事態が存在します。

 

 

 

あくびをすると動かない腕が動くようになるという経験をする方が多いと思いますが、一生懸命さから離れるとできることが存在します。

 

 

後遺症に限らず、自分の不具合を「他人のことにしてしまう」人というのは治りが早いのですが、そのために道具として鏡が非常に使えます。

 

 

一度他人事にしてみるといいですよ、と言っても難しいことなんですが、鏡を使うことでそれが上手くできます。

後遺症に有効なもの

後遺症の調整に使って効果的なアイテムが「鏡」なんですが、ある程度腕が挙がるようになった方にはこの鏡というのはかなり効果的です。

 

 

鏡の効果というのは秘儀の部類に属するので、詳しい話はしませんが、何をしても腕が動かなかった方も鏡を効果的に使うことで動くようになったりします。

 

 

これは後遺症で使われている「ミラーセラピー」とは全く別物で、鏡自体の特性を使ったものになります。

 

 

自己調整としても使うことができますが、術者が誘導することで劇的な変化を期待することができます。

 

 

リハビリで頭打ちになっている方にはこれはかなり期待できるものです。

メンテナンス②

ここ2ヶ月ほど皆さん内臓の疲労がかなり出ています。

 

 

普段よりよく見られる内臓の疲労が、心臓と膵臓でした。

 

 

心臓の疲労は胸の圧迫感や脈動などで自覚のある方もいますが、大抵は自覚していないことが多いです。

 

 

膵臓が疲労するとひどいだるさが抜けなくなります。

 

 

内臓が弱っている場合、1回で問題のない状態にすることはできますが、他の器官と連動しているため、安定した状態をつくるには何回かみる必要があります。

 

 

肝臓や腎臓の状態を安定させるには数回見た方がいいですし、膵臓の疲労は特に1回では抜けないことが多いです。

 

 

内臓の問題になると、痛みや痺れといったわかりやすい症状ではないだけ不調を自覚しづらいです。

 

 

痛みや痺れと内臓の疲労が関係することなどはかなり多いので、痛みや痺れをきっかけに内臓の疲労に気付く人が多いですね。

 

 

内臓にウィークポイントがある場合は、定期的に状態をチェックした方がいいです。

焦らず、5、6回で

今日は休みの予定でしたが仕事を入れて、脳梗塞後遺症の方を施術しに行きました。

 

 

左半身麻痺、今回で施術4回目の方でしたが、左手の反応が出てきました。左足は構造的には右足と変わらない位になり、後は神経回路が通るかどうかですが、これ以降の反応が中々期待できそうです。

 

 

動かなかった身体が動くようになるというのはいつも感動しますね。そのうちは、動くのが当然という境地でやれるようになりたいですけど。

 

 

後遺症の場合、数回で顕著な変化が出ない方も結構いますが、最低5、6回は受けてもらうと一気に変化が出ることもあるので、その位は目安にして欲しいと思います。

 

 

うちに来る方は大抵リハビリで頭打ちになっていたり、色んな治療を受けて変化がなかったという方が多いので、変化が出づらい方が多いと多いますが、そんな方でも5回6回と重ねることではっきりした変化が出てきます。

メンテナンスということ①

うちの利用者で需要があるのは頭痛、(医療機関で)原因がわからない症状ですが、半分以上はメンテナンスで来ている方がです。

 

 

原因がわからないということについて。

 

身体は本来全身の関係性をみなければみることができないのですが、医療機関では人体を細分化して、循環器、泌尿器、脳神経外科。。のように分かれています。

 

 

例えば、心臓の不調を検査して心臓自体が良くないとわかるのは3割にも満たない程度です。

 

 

心臓の不調が肝臓の機能低下から来ていたり、迷走神経の問題だったり、縦隔の制限だったりということがあります。

 

 

胃の不調が胃自体にあるケースもかなり少ないので、胃の調子が悪いからといって医療機関で胃を検査しても、胃自体に問題があったという方はかなり少ないですね。

 

 

結局、どこか内臓が不調だということは、身体のネットワークがしっかり連携していないということを意味します。その状態のまま放っておくと具体的に不具合が出て来ることになります。

 

だから、現時点で肝臓が弱いとか、呼吸器が疲れやすいという人は、何かしら対処しなければ10年後20年後の状態は容易に想像できるでしょう。

 

 

メンテナンスで来る方というのは未来の自分に投資できているということです。その場ですぐにリターンがあるわけではないですが、将来生活する上でのパフォーマンスが全く違ってきます。

 

 

カオス理論などでは北京のバタフライという話がよく引き合いに出されますが、最初の数ミリのズレが、将来的には10キロ、30キロという風になっているという事態があります。

 

 

ぼくの10年に満たない浅い経験の中でも、あの人を月1でもメンテナンスすることができたらよかった。。ということがあります。考えても仕様がないことですが。だから、不調の出やすい方には最低月1でメンテナンスを勧めています。

 

 

不調を全く感じない人は月1も来なくていいですよ、実際に「基本的にもう来なくていいですよ」と伝えた方も10名には満たないですが、います。

 

 

ぼくが対象にしている「病変」というのは、まだ医療機関では対象にならない「崩れかかっている」状態のことです。ぼくがしていることというのは、崩れかかったところを見つけて、正常なベクトルに促すということです。

 

 

病院は「崩れきった」状態を対象にして、しかも治す技術があるわけではないので(抑えるか、取り除く)、病院の世話になるという段階でもうかなりやばいと思った方がいいですね。

 

 

腎臓なんかは医療機関で世話になるような状態、人工透析などを受けている状態からは立て直すのはかなり難しくなります。一般的には腎臓は悪くなったら良くならないと言われています。

 

 

本当に治るということは体内の環境が別物になるということです。

 

 

だから、例えば脳卒中を発症した方は後遺症を何とかしようと思いますが、それ以上に発症したきっかけである環境を変えることは必須で、変わらなければまた出血なり梗塞なりを起こす可能性は残ります。「治って」いないわけですから。

 

 

 

身体はよく建物に例えられますが、大きな違いは「身体には自分を修復する力がある」ということです。この力があるかどうかで、腐った柱や土台が勝手に良くなるかどうか、本格的に建て直しをしなければならないかどうかが決まります。

 

 

危ういバランスで堪えている建物は、崩れる時はあっという間です。

気圧による頭痛

また急に暑くなりましたね。

 

湿度が高くないのが救いですが、これだけ気候が急に変化すると身体の自己調整がついていけずに、疲れがどっと出ることが増えます。

 

春からずっと気候の変動が続いていますが、これから更に梅雨に入ると気圧の変動が大きくなるので頭痛で来る方なんかがもっと増える傾向にあります。

 

うちの利用者は肩こりだとか腰痛だとかではなく、何故か頭痛で来る方が多いのですが、一昔前は「気圧の変動で頭が痛い」と言うと「何言ってるのこの人?」という反応をされることの方が一般だったと思いますが、今は大抵の人が気圧の変動による頭痛を認識しているようです。

 

 

何故これだけ気圧の変動による頭痛が増えたか(或いは元々多かった?)というのは、それだけここ数年で気圧の変動が激しくなったということもあるかと思いますが、他にも外圧の変動に対応できなくなってきた要因は多くあるかと思います。

 

 

まだまだ電磁波による不具合は認識されていませんが、頭蓋硬膜は電磁波で緊張してしまうので、頭蓋硬膜が緊張すると外圧の変動についていけない状態が出来上がります。

 

 

この頭蓋硬膜が緊張した状態というのは脳にはかなりよくないので、脳の不具合を防ぐためにも硬膜が緊張せずに脳脊髄液が巡っている状態というのが望ましいですね。

回復の条件

ここ数日で脳卒中後遺症の方々を集中して施術していますが、反応がいい方たちの特徴は、

 

⑴変わりたいという欲求が強い。良くなることを諦めていない。

 

⑵少しの変化でも積極的に、肯定的に捉える。

 

⑶良くなった先のことをイメージできている。

 

⑷行動や決断が早い

 

こんなところが共通点でしょうか。

 

 

それまで全然動かなかった手足が動き出すので、少しの変化でも感動的と言えるかもしれませんが、皆さん動きが出なくても少しの質感の変化や手足の意識のしやすさといった些細な変化を細かく捉えようとしますね。

 

 

これは脳卒中後遺症以外にも言えることだと思いますが。

 

 

何でもそうですが、良くなった部分、変化したことを積極的に捉えるのと、悪い部分、変化していない部分を積極的に捉えるのでは生命力のベクトル、変化の強度が全く違ってきます。

 

 

ぼくの誘導や操作も重要ですが、何より必要になるのは本人の生命力、強さです。

 

 

生命力がなく、自己修復力が低下している人にいくら刺激を入れてもいい変化は出ませんから。

 

 

これから死ぬ準備をしている人に、精の出るものを飲み食いさせても、まず身体に九州されないのと同じことと言えるでしょうか。

 

 

⑴、⑵、⑶、⑷どれも自分に該当するという方はかなり自己修復力がしっかりしていると思います。

 

 

逆に、一つも当てはまらないかも、、という方は施術を受けても反応が今ひとつよくないかもしれません。