ALSについてのストーリー

2017年都内某所。

私は出張依頼で40代女性の自宅に伺いました。

依頼者は高校生の娘さん。インターネットを色々探してうちを見つけたようです。

40代のお母さんはALSと診断されていました。車椅子で移動し、言葉が喋りずらそうです。

私はそれまで数件のALSを施術したことがあり、どのケースも胃ろうや寝たきりまではいっていませんでしたが、発症5~10年の方々でした。

一般的に治らない、不治の病といわれるALSですから、本人含めご家族全員が、少しずつ症状が進行し、呼吸器がダメになって亡くなるんだろうと考えていたようです。

私はALSを何名か施術して、一般的にいわれているような不治の病ではないという確信がありました。脳卒中片麻痺の施術の方が大変なことが多かったです。

一堂に会しているご家族が、何をするのかという好奇心や不安で私をじっと見る中施術が始まりました。

(ん??かなり熱いな・・)

頭部を触診すると、頭の奥から私の手にひたすら熱が放射されているのを感じます。

これは強い炎症のようだったので、ご本人に大きな事故に遭ったことはないかを聞くと、

「20歳の頃、川の岩場を降りていて足を踏み外して転落した。しばらく意識がなく、救急車で運ばれて、1日は記憶がおかしかったりなくなったりした。」

とのことでした。

これは、20数年前の強い衝撃がそのまま奥に残っていて、少しずつ炎症が脳神経系の働きを壊してきたんだと確信しました。

人体は一定以上の強い衝撃を外部から受けると、衝撃を受けた際に生じる組織の収縮/萎縮がそのままになってしまう現象があるということを感じてきました。

そのことを伝え、頭部に残った古い衝撃を取り除くことに取り掛かりました。

私の手には、お母さんの頭部から熱がどんどん噴いてくるように感じます。

中々反応は止まらず、10分ほど続けていたでしょうか。

お母さんが、

「なんだか頭が凄く軽くなった」

といって両手を挙げました。

するとご家族が皆さん驚き、

「両手上がってるよ!」と娘さん。

3年ぶりにスムーズに両手を動かせるようになっていたのでした。

それだけに留まらず、壁を使い立位を促すと車椅子から壁を使って立ち上がることができました。

なんと、8年ぶりに自力で立てたとのことでした。

ご本人は泣いて喜ばれました。

「ALSになってから少しずつ症状が進行していたので、このまま数年以内には死ぬものだと思っていました。今日の1回で明らかに好転しました。ALSは好転するんですね!」

その後、お母さんは1年の施術の中で両手摺りを伝って歩くことができるようになり、杖で近所をゆっくり歩くことができるまでになりました。

言葉も特定の発音以外は随分自然になりました。

「ALSが不治の病ではなく好転可能であり、集中的に適正な処置をすれば少しずつ良くなるものであるということをもっと多くの方に広めてください。」

こうして私はミッションを頂きました。

【もし諦めていたらと思うと。。40代前半女性シングルマザーMさんケース】

強い記憶に残っているケースが、2020年の春、ウイルス騒動が始まった頃に施術を始めた、3人のお子さんを持つシングルマザーで40代前半の女性Mさんです。

最初うちに来た時は、足の筋肉が落ちて階段をのぼるのがかなり大変になり、腕の筋肉も落ちて4歳のお子さんを抱っこしたり持ち上げたりするのもほぼ不可能になっているということで、お姉さんの付き添いでやってきました。

ピクつきから始まり手足の力が入りづらくなり身体の異変を感じ、いくつか神経系の疾患で有名な病院を周り、針筋電図で異常が出たため3つの病院からALSと診断されたということでした。

ご主人は若くして癌で他界してしまい、3人のお子さんを抱えた上にシングルマザーということで絶望したといいます。

毎日不安を抱えながら生活する中、あらゆる情報を調べて検証し、ピンとくるものがあったのがoffice法玄だったようです。

状態をみると噛み合わせが非常に良くなく、食いしばりがかなり強いようでした。

食いしばりが極端に強いため、顎から頸にかけて神経系の反応が良くありません。

噛み合わせ専門の歯科に通っていただきながら施術していくと、最初の5,6回は一進一退という感じでしたが、10回ほど施術した後から施術後の状態が維持できるようになりました。

これは明らかに、噛み合わせが上手く安定したことが大きかったです。

最初の施術から半年ほど経過すると、足の筋肉がだいぶ復活して足がしっかり挙がるようになり、階段を登ることも少しずつ楽になりました。

腕の筋肉も少しずつ戻り、1年かけて子供の抱っこも少しずつできるようになりました。

「諦めないで探し続けてよかったです。諦めて辿り着かない人がほとんどだと思います。

諦めないで探して、数ヶ月は体験してもらいたいですね。」

だいぶ状態が良くなった頃、Mさんは自分の状態が好転したと確信したのか感慨深そうにいいました。

多くのALSやそれに類似した神経障害の方に対応してきました。

深刻な歯科問題で治癒不可能な方、日程が中々合わせられず何度か施術したきり進行が早く亡くなってしまった方もいました。

しかし、色んなタイプの方を施術してわかったことは、半数以上のALS、MSA、パーキンソン病とそれに類する疾患は好転するということです。

ALSと診断されて日々不安を抱えている方々にoffice法玄は全力でサポートします。