乳製品、卵、小麦粉、砂糖は食品アレルギーのトリガーになりがちです。
たんぱく質をアミノ酸まで分解することができないと、細菌やウイルスと結合する免疫グロブリンのIgGが分解しきれなかったたんぱく質を異物と認識し、結びついて腸の炎症を誘発します。
アレルギーというと、すぐ湿疹がでたり、呼吸困難になるようなアナフィラキシーショックを想像しますが、遅延性アレルギーというものがあります。
不安感や抑うつ感、頭痛、かゆみや皮膚の荒れ、アトピーやフケ、不整脈や高血圧、喘息や喉の炎症、腸の過敏、下痢、便秘、関節痛、リウマチ、生理不順や夜尿
こういった症状に遅延性アレルギーが絡んでいる可能性があります。
特定の食品ばかり毎日食べたり、たんぱく質を過剰摂取したり、砂糖を含むものばかり食べたりすると遅延性アレルギーになりやすいようです。
アレルギー反応が出る食品に限って好きな物やよく食べる物だということがあり、何でも食べる中年男性に食品アレルギーが少ないというデータがあります。
慢性的に下痢だったり皮膚が荒れたりという方は、大抵和食で良くなるようです。遅延性食品アレルギーの原因になる食品は、ここ数十年で一気に消費量の増えた物ばかりですから。
どんなにからだにいいと言われるものでも、集中的に摂ると毒として働きますから、頭で食べるのではなく身体の欲求に従って食べたいものです。