円消滅! ~第二の金融敗戦で日本は生き残れない 単行本(ソフトカバー) – 2016/11/10
預金封鎖に備えよ マイナス金利の先にある危機 単行本 – 2016/10/20
銀行消滅 新たな世界通貨(ワールド・カレンシー)体制へ (Econo-Globalists 20) 単行本 – 2017/11/2
ドル消滅 国際通貨制度の崩壊は始まっている! 単行本 – 2015/6/5
世界中で銀行が無くなっているのを知っていますか?
ヨーロッパでは数百店舗閉鎖と、数千人のリストラ、日本ではUFJとみずほグループがこれから数年以内の大規模な労働力削減を発表しています。
シティバンクは韓国の支店75%を閉鎖、日本ではほとんどの支店が姿を消して、銀行業務は信託銀行に委託しました。
実質、日本からの全面撤退です。
メガバンクのATM利用が激変し、コンビニ銀行の利用が急激な右肩上がり増えています。
預金引き出しで発生する手数料は、受け取る側にとって莫大な額になりますが、手数料獲得の競争で、メガバンクがコンビニに敗れ去った状況といえます。
これをみるだけでも、国際的な経済情勢が従来とはガラッと変わってきていることがわかるでしょう。
日本経済は、「アベノミクス」で日銀が異次元緩和に踏み切り、為替は円安、株価上向き、景気が良くなった!
こんな戯言を信じるのは中身のない「郵政民営化」で小泉純一郎に上手いこと印象操作されたいわゆるB層と同じ人たちです。
異次元緩和、マイナス金利政策で財政の悪化は止まらず、去年4月に予定されていた消費税増額も先送りになり、財政が崩壊する時期は早まったかもしれません。
日銀は金をばらまいて日本大手企業の筆頭株主になってしまいました。18年中に50%以上が日銀の保有になる予定ですが、中央銀行が国債保有50%を超して市場に流動性がなくなるというのは異常なことです。
日本の株式市場と債券市場は既に政府のコントロール下に入り、「統制経済」に突入しましたが、一般にはあまり認識されていないでしょう。
マイナス金利政策は財政赤字の元本を減らせないどころか、国民は勤労意欲を失い、20代30代は将来に希望が持てなくなり、最終的に円の信認がなくなることになります。
円の信認がなくなった時に政府がとる手段が、預金封鎖と新円切り替えです。
日本では1946年に実際起こりました。
当時貯蓄がしていた人、今の価値で3000万~4000万円の貯蓄のうち月に15万円位しか引き出せなくなり、それも数か月で価値が暴落し、実質無価値になくなったのでほとんど全ての財産を失ったことになります。
この時も資産を海外に逃がしていたようなエスタブリッシュメントに属する人たちは、その直後更に潤っています。
そんな情報を政府が出すわありませんが、去年2回もNHKでニュースに流し、ドラマでも1946年の預金封鎖の場面を流しています。何か作為を感じますね。
数年前に預金封鎖が起きたギリシャではいまだに月8000円しか引き出すことができません。
ギリシャの預金封鎖では、ビットコインを持っていた人たちがコインを現金化することができ、コインの実用性が顧みられることになりました。
お金の本質とは、使う人たちの間で決まるもので、そこに本来国は介入できないものです。
そもそもお金は金本位制で、預かった証書がそのうちお金になりました。
アメリカが金本位制を辞めたので、今の通貨は金に紐づけられておらず、国が保証している以外何の価値もない紙です。仮想通貨と本質は一緒です。
経済危機国では避難通貨としてデジタル通貨の価値が上がりましたが、これは国よりも仮想通貨の方が信用できるということでしょう。
中国、ロシアが自国の仮想通貨発行を検討し、イギリス、オランダ、カナダがそれに続こうとしています。
スウェーデンは既に98%の人がデジタルでやりとりし、エストニアは国の金融全てをデジタル化、国民IDをブロックチェーン化しようとしています。
実際、金融システムがしっかりしていない国程デジタル化が早いようです。
日本のように送金して数分も経たず相手が受け取れるという国はほとんどないので、日本は暗号通貨の実践的な必要性というのが感じられてきませんでしたが、今の金融状況をみるとデジタルの時代に向けて動き始めた方がいいでしょう。
麻生太郎はそれまで馬鹿にしていた暗号通貨に対してコロッと態度を変え、それからは暗号通貨だと言い始め、リップルを沢山買っています。
暗号通貨は日本ではまだほとんど投資対象としてしかみられていませんが、実際に市場で使われて機能価値が付いてくると、それに伴ってまだまだ価値が上がります。
暗号通貨市場はまだ数兆円規模ですが、ますます拡大し、定着したら価値も落ち着きます。
完全にデジタル化すればみんなデジタル通貨を入れるウォレットを持つようになります。
その時に稼ぐ人たちが出てくるでしょう。それに向けて着実に動いている事業もあるようです。
ボディデザインラボ takeji