病気はからだの持つ防衛システムの一つで、アラームだと考えています。
例えば、働き過ぎで鬱病になった人がいたとして、鬱病になっていなければそのまま心筋梗塞やクモ膜下出血などで重篤な状態になっていたり、下手すれば即死だったかもしれません。
「ガンと闘う」というような言い方をしますが、ガンはからだの不調を知らせてくれる役割を買って出てくれた知らせなので、闘うものではないと思います。
ガンになる前に、からだは他の違和感で不調を知らせていたかもしれません。
闘うとノルアドレナリンが分泌され、それが長期になるとコルチゾールが分泌され、免疫の機能が落ちて病気になりやすくなります。
クスリや医者もそうですが、クスリも効くと思って飲むと効くので、クスリや医者が信じられなくなった人は病院に通ってもよくなることはありません。
20世紀以前に効果を上げていた治療は何かというと、プラセボ(にせ薬)だという話があります。
食べ物も、「これは確かにからだにいい」と感じたものをしっかり食べるのがいいです。
施術も同じで、ピンとこなかったら必要ないものだと思います。
ピンと来たものというのは、からだがどこかで必要としている情報でしょう。