適者生存、突然変異

生まれたばかりの眼や耳が発達していないネズミを親元から離してまた戻すということを繰り返すと、臆病で神経質なネズミになり、このネズミが子供を育てると子供も同じように育ち、孫もそうなるという、トラウマの継承があります。

 

 

この考え方でいけば、例えば親に海馬や扁桃体の委縮があるなら、その器質は子供にも引き継がれるということになるかもしれません。

 

 

親子でよくみられるのが同調現象で、これはミラーニューロンの作用によるものだと思っています。例えば母親が腹の調子が悪いという時に子供も腹の調子が悪いという現象ですが。

 

 

これとは別に、記憶やトラウマの問題をみていくと親子そろって同じ問題が出てくるということがあります。

 

 

中国で手足の指が10本ずつの母親の子供も10本ずつの足で生まれて来たという写真がありました。

 

 

アウストラロピテクスからホモサピエンスまでの進化の過程で、例えばクロマニヨンからホモサピエンスまでの進化の繫ぎ目というのは見つかっておらず、ミッシングリンクというようですが、キリンも急に頸の長いものが出てくるようで、中途半端な長さのものというのは見つかっていないようです。

 

 

進化とは突然変異ではないかと思っていて、環境の必要性から生じた変位をもった主体がそのまま生き残ってきたんでしょう。

 

 

今、電磁波や放射能、化学物質が飛び交う中で、こういったものに対する耐性を持つ個体が増えていくかもしれません。

 

 

悪化していく環境に耐えられなくなった個体から消えていくのでしょう。

 

 

耐性を付けられない個体は身体を麻痺させるしかなく、身体の防衛本能が正常に働いていて、ひどい環境に適応できない個体は、安全圏へ移っていくでしょう。

 

 

 

 

先日上野で見て来た発生学の展示に本物のキリンの骨がありましたが、あんなに巨大で頸椎が7椎あるんですね。あんな巨大なのが突然変異で出てきたんだとしたら凄いことです。