身体を細かく観察する

office法玄に依頼してくる方は医療機関では対応できない難病の方が多いですが(現在は神経疾患、コロナ後遺症)、こういった方に限らず身体に不調を抱えてくる方は自分の身体の状態を観察できていない方です。

運動の習慣やトレーニングが趣味の方でも、身体を細かく観察するという習慣を持っていない場合がほとんどで、身体を細かく観察するということの重要性を主張しているのはヨガなど一部の鍛錬法です。

私(坂下)の場合は下顎の右スライドから身体の左右差を感じるのですが、下顎を起点にして身体の連動を観察していくと問題箇所がよくわかります。

問題箇所を認識し、場合によっては触れることで萎縮した組織を解放すると脊柱を脊髄液が通り抜けていく感覚が出てきます。

この状態に持っていくまで身体を細かく観察するのですが、時間がある時は1〜2時間はこの作業をします。

疾患になるまで身体に不調がある方は身体の状態を観察できていないので、神経疾患やコロナ後遺症の場合はこの作業を時間が許す限り行うといいでしょう。

太極拳でALSが好転したという話もありますが、それはこの部分に絡んだことです。

太極拳の場合、腰を落とすことで中枢から発信される信号が強化され、身体に適切な連動を学習させることで強化された信号が全身を巡るようになります。

これが神経系の活性化に繋がるのです。