臨床と観察者効果

ハイゼンベルクの不確定性原理というものがあります。

 
これはどういったものかというと、温度計で水温を測るとき、温度計の温度が水に干渉するから、客観的なデータが出ないということです。

 

 

客観的なデータを導くためには、観察者の基準を全てきっちり決めなければ、同じデータは出ないということです。

 

 

この「観察者効果」は臨床にもいえて、全部脳の間脳で解放できるという術者、全て黄砂の影響だという術者、様々です。

 

 

術者の基準が狂っていて、思考が歪んでいたり偏った感情を持っていた場合、それは受け手に反映されます。

 

 

自分のおかしい部分を受け手に投影したりするのです。

 

 

これは臨床に限らず、この世界のあらゆることに当てはまることですが。

 

 

臨床の場合、施術を受ける以前に術者と受け手の共鳴があり、受け手は予め術者のポリシーや想念なりと共通した何かを持っているから出会うというのがぼくの考えです。

 

 

ポリシーや想念がぐらつくのは問題ですが、ストレスマネージメントや体調管理は重要だと思っています。

 

 

術者のからだがおかしければ、まず検査が正確に出なくなりますから。