脳梗塞後遺症に有効な方法というのは一般的にあまりなく、リハビリや治療を繰り返しても良くならない人も多いですが、ぼくが今まで色々と調べて効果がありそうなのは「ミラーセラピー」と「点滴療法」ですね。
「ミラーセラピー」はラマチャンドラン博士が幻影肢に対して考案した方法ですが、脳卒中の後遺症にも有効なケースもあり、闇雲にリハビリを繰り返しているより効率がいいと思います。
もちろんこれで全く変化のない人もいますが、どんな方法が合うのかは人によって違うので、色々試してみるのもいいでしょう。
ぼくの施術でも、合う人は1回目で劇的に変わる方もいますし、反応が悪い方もいます。
ミラーセラピーはやり方は簡単で、風呂用の鏡と、それを立てかけるスタンドを用意し、麻痺した手を鏡の裏に隠し、問題のない手が鏡に映るようにします。
そして鏡に映る問題のない手で色々な動きをして、鏡に映る手の動きに集中します。
10分ほど行うのが適切でしょう。
鏡だけに集中できない方はミラーボックスを作るといいです。
ミラーボックスはインターネットで作り方が出てくるので調べてみて下さい。
みているだけで脳への刺激になり、損傷した神経を信号が通ろうとせず、正常な手への回路を通る道筋を作るのだと考えられています。
点滴療法では梗塞した部分だけではなく、血管の「狭窄部」にも注目し、血管が狭窄して血液の流れが悪くなっている箇所が開通することで症状が変化することに着目しています。
脳梗塞を起こした方は、梗塞部位以外にも狭窄箇所が複数あることが多く、狭窄部位は脳梗塞の危険がある箇所となります。
このために脳梗塞をやった方は予防は必須なのですが、ぼくが行っている施術以外にはこの点滴療法は予防にも効果的だと思います。
狭窄部に着目している治療法は他にはなく、これは予防医学としてはかなり効果がある方法ではないかとみています。
脳卒中の再発への恐れを持っている方は多いですが、この点滴療法を受けることでその恐れもだいぶ軽減すると思います。
脳梗塞した箇所は神経の命令が通らなくなりますが、他の狭窄した箇所が良くなると脳からの信号はそちらの箇所を迂回するようになるので脳からの命令が四肢に伝わるようになります。
予防にも、後遺症にも有効な治療法だと思います。
脳の血管に不安がある方にはオススメです。
10日間入院が必要とのことです。
https://www.amazon.co.jp/脳梗塞はなる前に治せる-金澤武道/dp/4907838433
http://www.towa-hp.jp/outline/01.html
ボディデザインラボ takeji