常々思っていることが、サイエンスの進化とともに人間の感覚、能力も進化させることになればいいのになということです。
今はサイエンスが人間の感覚と乖離していて、人間の能力開発に結びつかなくなっています。
サイエンスの進化が極限になり、身体にアタッチメント化し、ヒトがアンドロイド化し、、
という流れが今の流れになっていると思います。
もっとヒトと有機的に結びついて、ヒトの進化とサイエンスの進化が同じ歩みで行われる新しいサイエンスの必要性を感じます。
というより、ヒトの感覚や能力の進化と共に進化するサイエンスを選択しなければ、ヒトは地球上から消滅すると思います。
100年前と現代ではヒトの身体はだいぶ様変わりしています。
八極拳の李書文は人並み外れたエピソードが多いですが、その頃と今のヒトの身体では地の造りがだいぶ違っていると思います(例外もありますが、、)。
本来は、時代の変移と共に身体は退化するのではなく、例えば突拍子もなく聞こえるかもしれませんが、身体一つで空中移動できたり、宇宙空間やマグマの中でも生きていられるようになっているのが本当の生物学的な進化だと思います。
ヒトの能力と無関係に進化するサイエンスというのは、突き詰めていけばヒトには無縁で、独立したものになるでしょう。
施術の仕事もAIが代行することは現状不可能だと思いますが、ヒトと有機的に結びついた次世代のサイエンスが登場するなら、それは可能になり、聖者が行なってきた奇跡のようなことが日常になると思います。
施術方法や物を世界に拡めることより、今現状ではそういった根本的な変革が急務だと感じています。
施術は、ぼくが人間の可能性を探求する一つの手段、手札に過ぎないと思っています。
施術していて思うのは、ある一定以上は能力の開発ということだということです。
これまでも施術の達人というのは多数存在してきたと思われるし、どちらかというとその道をゆくこと以上に達人を大量に量産するためのテクノロジー、ヒトの可能性を引き出すテクノロジーをみてみたいです。
ボディデザインラボ takeji