真我のみが実在

https://www.amazon.co.jp/あるがままに-―-ラマナ・マハルシの教え-デーヴィッド・ゴッドマン/dp/4931449778/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1523156519&sr=8-1&keywords=ラマナマハルシ

 

ガンジーもc.g.ユングも賞賛を惜しまなかったラマナマハルシ。ラマナマハルシが10代で家を出てから死ぬまで居続けたアルナーチャラ山は一度行ってみたいと思っています。

 

 

真我のみが実在であり、既に在り、増えることも減ることもない真我に留まり続けること。既に完成されているサマディ(悟り)の方向へ眼を向けること。

 

 

不二一元論を実際に生き続けたラマナマハルシの「真理」はシンプルで難しい。難しいというのは、わかってもできる人はほとんどいないようにみえるから。何かを学習しなければならない、進歩をし続けなければならない、修行し続けなければならない、という方向を取る限りは掴み得ない。真我に留まれば、既に完成された状態に目をやれば、即座に掴まれる。

 

 

インドの聖者といえばそのシッディ(霊的修行で大成される超能力のようなもの)が注目され、代表例は「あるヨギの自叙伝」でしょう。素晴らしい本ですが、かなりシッディに目がいく内容になっています。

 

 

ラマナマハルシは、最高のシッディは真我に留まり続けることだといい、シッディを他者に見せることを良しとしませんでした。

 

 

全ての不条理、分裂を解消したければ自我の動きを止め、真我に留まり続けること。

 

 

どんな状態でも、楽しくても苦しくても、高ぶっていても沈んでいても真我に留まり続けること。

 

 

真我には全てが在り、それは同じように在り続けるといいます。

 

 

生も死も、健康も病も、霊的修行も怠惰も、真我には関係ないこと。

 

 

自分の生業を持ちながら真我を掴み、それに留まり続ける。

 

 

というテーマはいつも心にあります。

 

 

ラマナマハルシの言葉に触れるだけで、自我が揺さぶられるような眩暈、融和した感覚を感じる人もいるでしょう。

 

 

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