波動療法の罠

同業者たちと波動療法について話す機会がありました。

 

波動療法とは、筋反射テスト、キネシオロジーといった検査方法で身体のエラーに対して原因を特定し解放するというものです。

 

私自身も2年半前くらいまで使っていましたが、大抵が細分化し過ぎているのと(単純化が自然、複雑化は人間の世界と考えている)、波動療法をやっているセラピストはそのほとんどが思い込みが強くなり、変な世界に向かう傾向があることを感じて使わなくなりました。

 

波動療法が何故効くのか。

 

術者が受け手の身体を対象化するだけで、身体には干渉することになりますが(観察者効果)、検査によりカテゴリー(原因)を割り出すことで、より局所的に対象化され、より強くピンポイントで干渉が起こります。

 

術者は受け手の身体に何によって干渉するか?

 

それは、術者の脳による発電です。

 

全てのヒトは脳で発電し、身体を動かしていますが、発電した電気は意識のフォーカスする所へ干渉します。

 

つまり、術者がカテゴリーを割り出し、確信を持つことで干渉する力が強くなっていきます。

 

思い込みでエラーを解放するということですね。

 

思い込みの力というのは強いです。

 

そのため、波動療法は思い込みが強い程効きます。

 

しかし、思い込みが強まれば強まるほど、みなさん被害妄想的な世界に入り込んでいきます。。

 

これには筋反射テスト、キネシオロジーも関係しています。

 

私の場合は、「生理反応テスト」という類似した検査法を使いますが、これも施術で使う検査の1割程度にとどめています。

 

筋反射テスト、キネシオロジーを臨床においてメインで使用するとこれも問題です。

 

その理由は、機会があればどこかで話しましょう。