曖昧なものを曖昧なままにして

上野で人体の展示を見る前にチタンアートの藤川さんという方と話す機会があり、チタンの加工品を2点購入しました。

 

 

チタンは物によると思いますが、身につけるだけで重心がしっかりしたり、背骨が整うものがあります。

 

 

金属アレルギーが出にくいという利点もあります。個人的にチタンは好きな金属です。

 

 

藤川さんは日本では唯一のチタンアート職人で、まだ世間に公表していない藤川さんだけの専売特許があるということでした。

 

 

職人と話すのはやっぱり面白いなと感じました。すごくディティールの説明が面白く、なんでこういう構造になっているのか、どんな利点があるのか。

 

 

構造色も話が面白かったですね。タマムシやモルフォ蝶の構造色から、牛乳や空も構造色だという話。牛乳をこばして、拭き取っても床に色が着かないのは何故か。色ということ、クオリア的な問題。

 

 

購入したチタンの加工品はピンクフロイドのdark side of the moonのジャケットみたいで、スタートレック的なものでした。僕が着けるとちょっと怪しい、、(笑) 事務所に飾ると思います。

 

 

藤川さんは凄いでかい手をしていて、ネイティヴアメリカンっぽい外見です。何故か加工品に関わる方はネイティヴアメリカンのような方、多いと感じます。

 

 

元々加工物の会社をやっていたり、すごく経験が豊富そうでした。28日から5日くらいまで二子玉川の高島屋で展示しているみたいです。時間がある方は是非、中々触発される人もいると思いますよ。

 

 

オーパーツのような、目的性のない不思議な加工物もあり、息子さんの亡くなった方が突然来て仏壇に飾りたいという依頼が来たという話が面白かったです。魂と曖昧性というのは相性がいいのかもしれないと思いました。

 

 

ボディデザインラボ takeji