施術を受けに来る方たちは術者の「格」に応じて来るから、テクニックを覚えるというよりは、「格」が変わる体験が多いほど、しっかり施術で変化が起こるのではないかということを最近考えます。
テクニックで「格」が変わることもあるでしょうが、この世界に入った時点でしっかりした「格」があれば、それだけで施術の効果は出せるのではないかということです。
ある程度まで、基本的なことをしっかり覚えることは重要ですが、覚えていく経験に格が付いていっていることがもっと重要だと思うのです。
「風格がある」「格が違う」
というような格ですが、ポリシーや自負、経験、、その人の総合的に持つ情報が格を作っていると言えるでしょう。
いく先々で、
「どうしたらそんな隠れた達人に会えるのか?」
という位、中々普通は会えない方にばかり会える人もいます。
元々その人が持っている情報、縁などもあるでしょうが、ある程度「格」がしっかり付いていなければ会うことはできないでしょう。
では、どうやって格を付けていくかということですが、自分のしていることに自負を持つことから始まると思っています。
「自信」というのは脆いし、当てにならないもので、「自負」というのはやっていることの手応えや、それを裏付けする経験などから来るものと言えるでしょうか。
個人的には、テクニックを身に付ける以上に、「格」を付けていきたいなというのが思いです。