敏感と鈍感

施術による刺激に限らず、外的な刺激の入力に対して敏感か鈍感かという反応は個人差があります。

 

 

これは神経のセンサーがどれだけ働くかによっていますが、神経のセンサーが鈍感な場合、それまでに受けた刺激が強すぎたという場合もあります。

 

 

施術でいうと強もみのマッサージやスラストするカイロプラクティックなどですが、強い刺激に慣れると神経センサーが繊細な刺激を捉えられなくなります。

 

 

この場合、どういった問題が生じるかというと、自分の体の異常に気付きづらくなるということです。

 

 

うちに来る方は敏感な方が多いですが、たまに来る方で「急に悪くなった」といって来る方がいます。こういった方の場合、体のバランスが崩れる過程に気付かず、随分悪くなってしまってから初めて神経センサーが変化を捉えている状態です。

 

 

これは、施術により身体に変化が生じる過程で、この変化を身体が感じることに慣れていけば、相当鈍い方でもかなり変化を察知できるようになっていきます。

 

 

逆に、元々敏感な方でも、疲労が溜まりに溜まったり、身体がリセットできる機会がなく自律神経がかなり狂っていたりすると、センサーが身体の変化をうまく捉えられなくなることがあります。

 

 

普段敏感に変化を感じる方が、なんでこんな不調に気付かなかったのかなという時は、大体センサーが狂っちゃっている時ですね。こういった状態の時は外的環境をセンサーが捉えられないので、自然に守りに入りがちになります。