今年は30数年ぶりの寒さというのもあるのか、手術痕が固まって他の組織に影響している方が多く、手術痕の施術をよくやりました。
ぼく自身、左の鎖骨部に骨折の手術をしていて、その影響か左の腕の筋力が右の半分程度で、左の胸部の方に問題が出やすいです。
そのため、鎖骨部の手術痕に対して調整をかけると大きい変化が感じられます。
手術の時に神経や血管を傷つけるケースも多いです。
考えてみれば、問題のある部位を切って、繋げるというのはかなり原始的で乱暴な方法です。
医療は発展したと言いますが、21世紀になってこんな原始的な方法をとっているわけですから、医療の発展がそのままからだの構造や機能を考慮しているわけではないということがわかります。
手術する人は、手術後のことはほとんど考慮していません。手術することが仕事ですから。
手術後に病院に通っても手術痕に対して何か対処するわけではないので、そういった後処理、アフターケアをする所というのはほとんどないのが現状です。
これからの時代は、西洋医学と東洋医学の統合というよりも、根本的に医療のあり方をからだに則して見直す必要があると思います。
本当にからだのことを考えて探究心のある医療従事者、研究者が集まれば、直接幹部を切断しないよいうな外科手術の方法はすぐにできると思います。
数年以内にそういった場所を創らなければなりません。
ボディデザインラボ takeji