人体という最大の神秘

先日は上野に人体の展示を見にいきました。

 

 

仕事柄、常に人体に対する見方は更新する必要があると思い、機会があればこういうものは見るようにしています。

 

 

この仕事を始めてからは空いた時間は解剖学書を見るようにしていて、まとまった時間集中して見ることもあります。

 

 

解剖学も生理学も、みれば見るほど発見があるし、わからないことだらけだなと感じます。

 

 

科学博物館の展示は、去年の「発生学」もよくできた展示で、施術では発生学の理論を使うものがあるので、とても参考になりました。

 

 

こういった展示ですごくいいのは、人体を立体的に見ることができたり、実物を見ることができるということです。

 

 

また、気をつけなければならないポイントは、我々は生きた人体を扱うのであり、死体、動かない人体をそのまま臨床に当てはめるのではないということです。

 

 

例えば仙腸関節は解剖で見ると非常に分厚く、とても動かなそうに見えますが、生きた人体というのは細胞由来のダイナミックな組織の動きがあり、実際の解剖で見るよりも簡単に動いてしまいます。

 

 

頭蓋は解剖で見るともう活力がないものなのでとても動かなそうに見えますが、実際は人によってはバターが溶けるように動きます。

 

 

個人的に、細胞は観察者の意識に呼応してその反応を変えると思っています。

 

 

術者が細胞としっかり対話できれば、細胞が何故傷ついているのか、グレて癌細胞を発生させているのかわかると思いますし、話を聞いてあげるだけで更生してくれる場合もあります。

 

 

というとちょっとスピリチュアルですが(笑)

 

 

ボディデザインラボ takeji