インドネシア感覚

インドネシアに来ています。

 

 

バリ島、特にウブドは人の想いの力が働きやすい空間になっていると感じました。

 

 

バリ島では、朝と夕方にその家の女性が神に捧げ物をして線香で祈りを捧げるということを毎日します。

 

 

日本では神棚がある家は水をあげたり拝んだりすると思いますが、バリではヒンドゥー教の家全てがやっているでしょう。

 

 

バリは9割以上がヒンドゥー教ですが、ぼくの感触だと、ヒンドゥーの神にというよりも精霊、自然に捧げているような感覚です。

 

 

バリでは外国人とは宗教や政治の話はタブーということですが、ぼくは積極的にそういった話題をします(笑)

 

 

そうすると現地の人はみなそういった話が好きなようで、共通して、自分たちは自然の一部で、精霊や自然によって生かされているんだという話をします。

 

 

ヒンドゥーやイスラムの戒律に縛られずに、インドネシア人は牛も豚も食べるというのは、根底には宗教よりも信じているものがあるんだという感覚を感じます。

 

 

神道や道教についての詳しい知識を持っているタクシードライバーもいて、神道も道教も元々は精霊や自然に祈るだろう、バリニーズも同じだということを言っていました。

 

 

インドネシアではイスラム教が多いですが、インドネシア人の根底にはヒンドゥー、イスラムに関わらず精霊崇拝が強いようです。

 

 

この精霊崇拝の感覚は日本人が元々持っている感覚に近いと思います。

 

 

沖縄や九州辺りはインドネシア周辺の島々から渡ってきた人たちに起源があるという説もあるので、日本人の古層にインドネシア辺りとの繋がりを見ることができるかもしれません。

 

 

ただ、インドネシア人はやたら黒魔術や憑依を怖がります(笑)

 

 

ぼくの呪術師巡りに付き合ってくれたチャーターはぼくが肉体以外もみるセラピストだというと、そう言った影響がないかみてくれと言われて、実際みてみました。何もありませんでしたが、、

 

 

バリニーズの祈りにより、交通量の多い空間でも聖化されていると感じました。祈りの強い空間では、自分の意識の古層の部分が触発されて、閃くような感覚があります。グルジエフでいうと数千年単位で風化しない水素数H12が空気に多く含まれているということでしょう。

 

 

今日はスンダ族の街、バンドゥーンに来ています。

 

 

スンダ族はパジャジャラン王国の末裔と言われ、山岳部に住んでいるため色の白い人もちらほら見かけ、バリよりはうんと日本人よりの顔が増えます。

 

 

交通量がかなり多く、外国人はほとんど見かけません。観光地のバリと比べると食べ物の値段が半分以下になり、屋台が一気に増えますね。麺類が旨く、タイより調味料が少なくヘルシーです。ラーメン一食200円というところですね。

 

 

インドネシアは日本と同じ地震大国で、火山大国であるので、山に関する伝説が沢山あるようです。バリではバトゥール山に行きましたが、歩いていて疲れないエネルギッシュな山でした。バリで一番のアグン山は火山活動が活発なため、今は登れないということでしたが、登るのは中々きついようですね。

 

 

明日はバンドゥーンの山をまた一つ登ろうと思っています。

 

 

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